[2012年7月9日]
ほとんどの教員は自分の指導している生徒が亡くなるなどとは想像したことがないだろう。
原因がいじめであろうが事故や病気であろうが,それは相当なことである。
亡くなった生徒の親御さんの心情などを考えると,それはもう大変つらいものだ。
しかし,めったにないことではあるが,そういう場面がいつ起こってもおかしくないのが学校という現場だ。
児童,生徒の明るい未来のために日々指導しているのに,その未来が突然なくなるなんて,今まで何やってたかわからなくなる。
それで,世の中の先生方に,ぜひこのように考えて日々指導にあたって欲しい。
もしもそんな場面に直面したとしても,亡くなった生徒や親御さんから「ありがとうございました」と言ってもらえるように,日々過ごさないといけないのだ。
これは教員もそうだが,親としてもそうだ。
そして友人としてもそうだ。
周囲の人間が,皆,「ありがとう」と言ってもらえるように接していれば,亡くなった生徒は浮かばれるのではないか。
学校という場所がそういう場所であって欲しい。
今日,7月9日は,私が2003年に高校で担任していた生徒が,突然あの世に逝ってしまった命日である。
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