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尾崎塾
富田教室

[2012年7月13日]

E判定の学校をめざすのが良い理由

3年生になると模試の判定を気にする人がでてくる。

ハッキリ言っときます。

判定は全く意味のないモノです。

星占いや血液型占いで今日の運勢は○○と言われたのと同じように考えましょう。
むしろ,模試の判定の方が今後のあなたの勉強次第でいくらでも変化するモノなので,占いよりもさらに信憑性のないモノなのです。

仮に,運命(運勢?)というのがあって,それが占いで示されているのなら,それは変えるのが難しいです。
今日のラッキーカラーは青と言われたのを,たのむから赤に変えてくれと言っても変わらないです。

ところが,学力の方は変えられるのです。
それもどんどん自分の好む方向に。

だから,模試というのは現時点(正確に言えば模試を受けた時点)での学力を示しているだけであって,その後にどのように変化するかは全くわからないのです。

判定は個人に対して出すものではありません。
根本的に間違ってます。
模試の業者も学校の教師も塾の教師も世間の人もマスコミも文科省もみんな意味もわからず判定に意味があると信じています。

べつに,私は占いを否定しません。
だから模試占いも信じようが信じまいが好きにすればいいと思っています。
しかし,自分の受け持っている生徒には本当のことを教えてあげます。

模試の判定は過去にそれくらいの点数だった100人にアンケートを取って,80人以上合格ならA,60人ならB,40人ならC,20人ならD,19人以下ならEとつけているだけです。

よく考えて下さい。
そのE判定のうち合格者が15人いたとしましょう。
君がその15人に入る確率はいくらですか?
15%ですか?
そんなことは全くないのです。
君がやる気をなくせば合格可能性は0%に近づきます。
本気で頑張れば合格可能性が100%に近づきます。
そうでしょ?

どんな判定が出ようとも,それを踏まえてコツコツと真面目にやっていけば到達できます。
20%と出たのはあなたの合格率では決してありません。
あなたと同じ状況の人のうち,80%が不合格だったという統計です。
心理面がかなり大きいので「約80%の人があきらめてしまう」と言い換えてもいいくらいなのです。
登山にたとえると,
100人のうち80人は無理だと思って登るのをやめてしまいました。
あきらめずに登った20人は全員山頂に到達しました。
後で統計をとると,100人のうち20人しか登れない難しい山だということになっています。
実情を知らない人たちはそのように見るのです。
あなたはあきらめずに着実に登っていけば到達します。
だから全く気にしなくていいのです。
気にして,入れそうな学校をさがすヒマがあったら勉強するべきですね。

今日の星占いで最悪だったので,自暴自棄になって自殺しますか?
今度の模試で最悪だったので,志望校を下げるのは,それと同じことです。
いや,繰り返しになりますが,運勢が悪いのは自分では変えられないでしょうから,自暴自棄になっても仕方ないです。
でも,学力は自由に自力で変えられるのですから,志望校を下げる理由はありません。

さて,仮に判定がAやBやCの人は,その位置にいてはダメです。
さらに上がねらえるので,もっと学力をつけましょう。
上をめざせばその学校の判定だとDやEになる可能性があります。
そこからまた学力を上げていけばいいのです。
常に上をめざす材料として使うのが模試の判定の使い方です。
いつもE判定のところをめざすようにすれば,どんどん学力が上がっていきます。




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