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尾崎塾
富田教室

[2012年7月30日]

心療内科に行かない方がよい理由

塾にはルービックキューブが置いてある。

その理由はいろいろあるのだが,たとえ話の題材にもなる。

ばらばらの状態
        ↓
img1

上の写真の状態から全面そろえてみた。
        ↓
img2

所要時間約5分。
調子がいいと2分台だ。


不登校やいじめなど,心の問題をかかえている中高生も多いだろう。
ひどい場合には学校や家庭では手に負えない。
そこで,いろいろ相談すると,
「いい心療内科を知ってる」
とか言われて,そこへ行ってしまうと・・・

心の状態をしっかり見られる人って世の中にそう多くはない。
医者の資格があっても心が見られるかは別問題だ。
医師の国家試験に心の問題もあるかもしれない。
しかし,生身の人間の心は教科書では扱えない部分も多い。
もっと言えば,公にはできない部分もあるので,公教育や国家試験では出題できない内容だってあるのだ。

それでどんな診療が行われるか。
よくわからないので医者は薬を出すのだ。
薬を出せば症状を抑え込める。
(多くないとは思うが収入にも一役買うかも)
一旦薬を使ってしまうと,その薬なしには生きていけなくなる。
薬をはずすのは相当な覚悟でないと不可能だ。

ルービックキューブの面をそろえられますか?
これはやろうと思えば誰だってできるかもしれない。
ただ,やはり向き不向きもあって,空間把握能力が優れていないと時間がかかるとは思う。

心の問題はまさにルービックキューブなのだ。
心が健康な状態が全面そろっている状態だとしよう。
問題をかかえている生徒はばらばらになっている状態。
これをそろえてあげるのが医者ではないのか?

残念ながら,ルービックキューブをそろえることのできる人が少ないのと同じくらい,心のルービックキューブをそろえられる医者は少ないのだ。
ほとんどいないのではないか。
だって,そんな訓練受けたことないから。

そこで面白いことを考える。
6色のペンキと刷毛を用意。
バラバラの6面を1面ずつ塗っていく。
ジャーん。
ほら,6面きれいにそろった!

コレって反則ですよね。
1つ1つのパーツを動かして本来の位置にもどすのではなく,そのまま色を塗ってしまうのですから。

診療内科の医者が薬を出すのは,ペンキ塗りと同じ。
塗ったら外見上はもと通りだが,実際は治っていない。
本当に治そうとすると,まずそのペンキをはがさないといけない。
トンデモない苦労が待ち受けているのだ。

だから,そんなところに行ってしまうと・・・

ではどうしたらいいか。
よく探せばちゃんと1つ1つのパーツを動かす治療をしてくれるところがある。
ただし,ルービックキューブに親しんだことのある人は知っていると思うが,パーツをバラバラにして組むときに,向きを間違えて組んでしまうと,どうやっても全面そろわない場合があるのだ。
物理的に無理な状態でいくら頑張ってもそろうはずがない。
だから,自分が生まれつきそろわない人間なのかどうか,そういったことも専門家に判断してもらわないといけない。
実は不登校になったりひどい心の問題をかかえる生徒の多くはこのタイプの可能性が高い。
そういった観点での治療が必要なのである。



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