パソコン版を見る

尾崎塾
富田教室

[2012年8月28日]

未来予想図

大阪府教育委員会は24日、全公立学校の保護者や生徒に授業アンケートを行い、授業を受ける側からみた「授業力」を教員評価に反映させることを決めた。授業アンケートを教員の評価に直結させるのは、全国で初めてという。評価の結果は、給与などに影響する。(朝日)

数日前の維新の会主導の話だが,こういう重要なことに世間の人はよく無関心でいられるものだ。
つまり,教育についてと教育現場についてほとんど勉強せずに,イメージ先行で取り返しのつかない変革をしようとしている。それがかなり支持を得ているらしい。

このような改革は現場で真面目にやっている能力の高い先生方のやる気をなくさせる方向なのだ。

現状でも,かろうじて教育できているのはそれらのやる気のある先生方のおかげなのに,それがなくなると確実に現場は崩壊する。
崩壊してはじめて世間の人がダメだと気付く。
気付いてはじめて対策をする。
教員養成から見直し。
どう見直すかに10年かかる。
今の小学生が教員として中核をなす頃にましな学校になり始める。
20〜30年後はましな学校になり始めるかも。(教員養成が成功すればの話)
そこからましな教育が始まっても,ましな大人が育つのにはさらに20〜30年かかる。

国家100年の計という言葉は本当だ。
100年後の子孫のために,今後50年は教育が崩壊した状態にするのも悪くはないが,もっと上手にやれば10年後にもましな教育が作れるはず。つまり,今の教員にやる気を起こさせるようにすればいい。10年でできることをわざわざ50年かけることはない。

img1 早朝から勉強している真面目な生徒達。
この子たちの子供が受ける教育が暗黒の時代真っ只中になっている予想。

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ
にほんブログ村

にほんブログ村 受験ブログ 受験塾・進学塾へ
にほんブログ村