[2012年9月12日]
プレートテクトニクスの問題で,非常によく出てくるのがこの3つ。
1:離れる境界
2:近づく境界
3:すれ違う境界
1はプレートが生成する場所=海嶺。
2はプレートがぶつかる場所=山脈とか海溝になる。
3がトランスフォーム断層・・・これが意味不明。
トランスフォーム断層についてちゃんと論じている教科書もないので,少し解説しよう。
あれは,プレートが球殻であることに端を発する。
球殻が2つあって離れていくとどうなる?
下の写真のように,パックマンの口のように開くのだ。
てことは,大きく開くところと口元の端っこでは拡大する速度が違ってくる。
プレートが離れるということは球殻が回転しながら離れていくのでこのように速度差が生じるのだ。
その速度差を解消するために,多数のトランスフォーム断層で,少しずつ拡大速度を調整して地球規模の大きな海洋底拡大を実現しているのである。
プレートが球殻であることの良い例として,海溝の形がある。
どうして日本海溝のような海溝はあのように弓型に曲がるのか。
それは,たとえばピンポン玉をへこませたら,その縁がそのように弓型になるから。
つまり,太平洋プレートが日本の下にもぐり込む時に,ピンポン玉がへこむようにペコッと裏向いて,その形で地下に入っていく。
その縁があのように弓なりになっているわけ。
ととのいました〜
プレートテクトニクスとかけて,
警察犬と解きます。
そのココロは?
「きゅうかく」がはたらきます!
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