[2012年10月16日]
先日の特訓で文字式の立て方を指導する時に,絵を描かせた。
基本的に,ウチの塾の指導で最も大切にしていることがこの図示する力と言っても過言ではない。
頭の中だけで立式してチョチョイのチョイと計算するようなことは,余程の天才でないとできないと思う。
図を描いて考えるのが基本であり,実は終着駅もそこにあるのだ。
写真は先日,高卒生に授業した板書。
数?の積分などはどんな図形になるかイメージできないので,ちゃんと図を描けないと話にならなかったりする。
終着駅はもっと将来の話。
たとえば建築家。
建築家は自分の考えたことを実際のモノにしないと意味がない。
自分自身で造ることもあるだろうが,多くは施工業者が造るのだ。
法隆寺を建てたのは聖徳太子ではなく大工さんなのだ。
で,どういう家にするかを数式で示しても誰も購入してくれない。
建築家は外観の絵を描いて我々一般購入者に説明し,施工業者には設計図を描いて造ってもらうのだ。
そうやってどんなモノかを伝えるのである。
電気の場合は回路図という絵を描く。
地質学者は地質図という絵を描く。
気象では天気図を描く。
図を描くことが仕事になるのである。
そういう観点からも,いちいち図に描いて表現し,図を使って考えることが将来につながるし,正しい勉強の仕方なのである。
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