[2012年10月22日]
高校生の塾生は大きく2系統に分かれる。
公立高校と私立高校生だ。
世間の人からすると,私立高校(しかも進学校)に行ってるのだから塾は必要ないと考えがち。
ところがそうもいかないようだ。
学校の進度が速いのでついていくのに塾が必要だとか。
進度が速いのが良くないのではない。
速く教科書を終えて入試問題の演習をたくさんした方が学力がつくからだ。
昨日,某●槻高校の化学のプリントを見る機会があった。
さすがにすばらしいプリントである。
このプリントと授業で説明されて書きこんである内容を印刷して出版したらそのへんの参考書よりもいいものになりそうなくらい。
というより確実にいい。
公立高校の生徒になら,学校の授業でそこまで触れないことも,このプリントにはちゃんと書いてある。
授業で説明もされているようだ。
たしかにこのプリントをマスターすれば塾や予備校は必要なさそうだ。
学校で教える内容は塾や予備校とは違う。
1から10まで教えるのだ。
1を導入,10を京大レベルとしよう。
私立進学校は何も知らない生徒に導入から京大レベルの内容まで指導しているのだ。
予備校は実はズルい。
京大クラスなら8,9,10くらいをやればいい。
基礎クラスなら6,7,8くらいをやればいい。
私立進学校の先生は自校の生徒を京大レベルにするために,エッセンスの詰まったプリントでかなりしっかりと授業されているのがよくわかる。
だから,学校の内容をしっかりとマスターしていけば相当に学力がつく。
上位大学にも現役合格が可能だ。
これが公立高校ならどうか。
1から10までの内容は期待できない。
1からせいぜい7くらいまで。
教科書が終わればOKだ。
進学校でなければ1から5までかも。
内容が少なくて進度も遅い。
これでは私立進学校と差がついてしかるべきなのである。
私立は進度が速いだけでなく,深度も深いから,相当に復習の時間をかけないとついて行けない。
昔はそれでも自力でついていく生徒が多かったのだと思う。
最近は塾の力を借りないといけない生徒が増えて来たのかもしれない。
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