尾崎塾
富田教室

[2012年10月30日]

アンジャッシュみたいな話

まだ変成岩の研究をしていた頃，南海電車で偶然I先輩に出会った。
こちら（ZAK）は大阪府立大へ分析に行く途中。


I先輩「へぇ〜っ，で，何の勉強してるの？」

変成岩岩石学の研究をしていて，今日は藍閃石片岩の分析をしに行くのだと言ってもよくわからないだろうし，「それ何？」とさらに質問がくるだろうから，こう答えた。

ZAK「石の勉強してます！」

I先輩「すごい！ZAK君，かしこかったからなぁ〜」

ZAK「・・・・」

どうも変な反応だと思ったら，後日私は「医者」になったという話が出来上がっていた。

「石」→「いし」→「医師」ってか？
ちゃんと変成岩の勉強ですって言っとけばよかった・・・


＊＊＊数年後＊＊＊
今度は海洋環境の本で塩分の化学組成を調べていたところ，偶然そのI先輩に再会。


I先輩「久しぶり。また勉強してるね。何の本？」

ここで過去の経験が蘇ってきた。
ちゃんとした言葉で言わないと，変に伝わる！

ZAK「ちょっと，海洋の勉強をしていまして・・・」

I先輩「ふーん，なるほどねえ・・・」

ン？反応がおかしい。もしや？

I先輩「あれでしょ，胃潰瘍とか十二指腸潰瘍とか」

ZAK「あ，いや，その・・・う，海の勉強ですよ。」

I先輩「ああ，ばい菌が入って化膿したりして・・・」

ZAK「（じゃなくて，その・・・）海の構成物質を調べてたんですよ。」

I先輩「ああ，じゃあ製薬会社のいい人紹介してあげようか。知り合いいるし。また今度連絡するわ。今日はちょっと急ぐからまたねぇ〜」


近々，潰瘍の膿に効く抗生物質を安く手に入れる話が来る予定・・・





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実話を源にしているので面白い！