[2012年11月4日]
今の高校1年生が受けるセンター試験から理科は基礎科目2科目というシバリになる模様。
各学校はその対応に追われている。
特に文系の理科で2科目は負担が大きい。
従来は生物?か化学?から1科目選んで受験というのが相場だった。
それで,急遽理科2科目に対応すべく,地学基礎がクローズアップされているというのだ。
地学は一見覚えてしまえば終わりという内容が多いように見えるが,やはり教えるとなると専門的な知識と技量が必要。
ところがドッコイ,地学を専門とする教員は非常に少ない。
どの学校も地学を教える教員確保に困っているというのである。
で,先日,元北野高校の地学の先生が某私立高校に勤めておられて来年退官とのこと。
来年進学コースの地学基礎を持てないかと声をかけて下さった。
ありがたい話なのだが,距離と時間の問題でそうそうは塾を開けられないし,またの機会にということになってしまったが,やはり教員確保はたいへんなのだろう。
地学に限らず,全体的に理科の教員が不足しているようだ。
これは需要と供給の関係からも改善すべき点が多いだろう。
つまり,理科の教員は他の科目よりも高給で迎えられてしかるべきということだ。
どういうわけか教育業界はどの教科も「平等」なのだ。
しかし,その教科科目を指導できるようになる専門的な勉強量と技量を考えたら,申し訳ないが(とは思ってませんが)たとえば社会科の教師の倍くらいもらってもバチはあたらないだろう。
理科の先生はかなり特殊技能を持っているのだ。
給与面で厚遇するなど改善しないと,優秀な理科の先生は集まらない。
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