[2012年11月9日]
中学校の実力テストでわからない問題があるというので生徒に説明した。
理科の化学分野の内容。
水素と酸素をいろいろな割合で反応させて,どちらの気体が反応せずに残っているかなど,難しい内容だ。
そもそも,アボガドロの法則を習っていないので,気体の体積と分子の個数が比例することから教えないといけない。
だから,指導要領的に中学生には無理な問題なのだが,たぶん,応用問題として出題されたのだろう。
できた生徒は少なかったのではないだろうか。
今日の生徒にはそのあたりからすべて教えてみた。
こういう指導でいつも使うのがカラーマグネット。
白磁石1つが水素原子1個に,赤磁石1つが酸素原子1個に対応する。
磁石を2つ並べて水素分子や酸素分子を表す。
すると,原子の個数や分子の個数が一目でわかる。
たとえば写真のように,水素と酸素を体積比4:3で反応させると,水素の方がたくさんあるので余りそうだ。
しかし,実際はH2つにOが1つくっつくので,酸素の方が余ってしまう。
これを磁石で見せてあげると文字通り一目瞭然で酸素が余ることがわかる。
こんな風に,化学変化は原子の組み替えなのだからマグネットを使って説明するとわかりやすいのである。
これは高校の化学でも同じだし,先日駿台の地学でも核反応の説明でカラーマグネットを使った。
生物の先生は遺伝の授業で使える。
理科の指導にカラーマグネットは必需品なのである。
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