[2012年12月2日]
今日の塾は自習室が満席だ。
そうか,試験前の学校が多いのね。
普段,試験前でなくても勉強しに来ていいのだよ。
高校生は原則,定期考査対策は各自でやることになる。
試験前に塾の授業で考査対策をしてもらおうとする塾生は過去にも多かった。
でも,その発想をしている人はほとんどダメ。
ダメというのは,ウチの塾に何を求めているかと,こちらが提供したいモノがずれているということ。
普通に考えると変な話になる。
つまり,塾生が求めていることは顧客が求めていることなのだから,塾としてはしてあげるべきサービス。
なのにウチの塾は考査対策という塾生が最もやって欲しいことをやってあげない。
しかし,こちらが与えたいのは顧客=塾生が本当に望んでいることなのである。
塾生は本当は目先の定期考査よりも将来の受験での成功を望んでいるはず。
そのためには,目先の考査とは別系統で受験のための土台を着々と造っておくのが有効なのである。
目の前の考査ばかり追いかけていると,いざ受験直前になって,自分が全くの丸腰であることに気づく。
武器を何も持っていなくてどうやって戦う?
だから,そうなる前に,今のうちからしっかりと土台をつくって,1つか2つは使える武器を持った状態で受験勉強をはじめられるように手伝ってあげる。
それがウチの塾で提供する内容なのだ。
考査の勉強は大切で,それは全力でやって欲しい。
でもそれは自分で頑張って取り組むべし。
わからない点を質問してくれてもかまわない。
今日のような自習に来て質問も全くOKである。
大切な塾の授業時間にまで定期考査の勉強を持ち込むなということなのである。
こう書いても,どう言っても授業で考査対策をしないことに納得がいかない人がいるかもしれない。(いや,過去にたくさんいた)
そういう人は残念ながら他の塾をお探しください。
過去にそうやって辞めた生徒が何人かいたが,きっと成功していないと思う。
受験のために必要なことがあって,それがわからない人は決して成功しないのである。
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