[2012年12月3日]
昨日の朝日新聞の特集は非常に重要。
「国内の110活火山が過去2千年間で計1162回噴火していたことが分かった。宇都宮大の中村洋一教授(火山学)の研究室が調べた。」
火山災害の特集であるが,火山国日本にとって,今ヤイノヤイノ言ってる原発直下の活断層「かもしれない」モノが動く「かも」という話よりも,確実に危険があるのだ。
過去2000年で1000回以上だから,2年に1回は噴火が起こっている。
ところが最近はそう多くはない。
つまり,今はマグマが蓄積されている火山が多いということ。
たとえば富士山は1707年以来噴火していない。
それが噴火したら,首都圏はほとんど麻痺する事態になりかねない。
日本中の活火山で,まともな対策をしている自治体は実は多くない。
地震,豪雨などの防災を優先しているからだ。
無防備なところに災害がくるのが最も危険。
各地でもっと優先順位を上げておかないと,いざ被害が出てから「どうして対策してなかったんだ!」と怒ってみても遅い。
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