[2012年12月4日]
一人でも多くの生徒を集めたいというのは,単にお金を集めたいというのと同義か。
そうとは限らない。
すばらしい教育を提供しているのなら,そういう教育を一人でも多く受けさせてあげたいと願うのは当然で良いことだろう。
そういう学校が増えるといい。
ところが,少し前にクローズアップ現代でやっていたように「派遣教師」を雇う学校があるようだ。
これは,ごく一部に例外があろうが,生徒の受ける教育環境を良くしているとは到底思えない。
すぐにクビにできるので人件費調節にはよい。
生徒が急増してもコマ数を埋めてくれさえすればよい。
まったく自分の学校の様子を知らなくても授業だけやってくれたらよい。
休み時間に生徒が質問に来ても答えなくてよい。
考査も造らなくてよい。
採点もしなくてよい。
会議にも出なくてよい。
そんな教師は教師と呼べるのか?
いやあ,大阪でも実際に派遣教師を雇っている学校があるとはな。
どことは言わないが・・・
もともと非常勤講師というのがあって,これも授業コマ数で給与が決まる。
だから派遣とそうかわらないのであるが,非常勤講師は慣習的に通常の教員と同じ仕事をすることになっている。
だから夏休みの授業がない時期も給料が出ている。
そのかわり時間外もそれなりにちゃんと教員らしい仕事をする。
考査も作って採点もする。
私学だったらそれなりに学校の特色があるはず。
派遣のような教師には会議や研修でその特色を伝えられないではないか。
そんな教師を人件費とかの経営面の都合で雇ってしまう学校って下品だと思う。
さて,そんな下品なことしている学校を見分ける方法は?
これは直接聞いてみるしかない。
「おたくの学校は派遣教員を雇ってますか?」
と聞くのだ。
「いいえ,雇ってません」ならOK
「そんなことは答えられません」ならアウト!
入試説明会で大勢の中で質問してみたらいい。
パンフレットに教師の氏名と顔写真を載せている学校もある。
その先生方は派遣ではないだろうから,一つの判断材料になるかもしれない。
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