[2012年12月11日]
とある茨木市立中学校の数学の試験。
最後の問題はコレだ!
どういうことだろう?
たしか,試験範囲は1次方程式・・・
たして10になるのをさがしてマスを全部埋めたら正解?
これを1次方程式を立てて解けと?
なるほど10−x=7と考えてx=3と出すのか!
というように,出題意図の理由をつけられなくもない。
が,しかし,そういうところにこの問題を作った学校・教師の甘さ・弱さがある。
しっかりと指摘しておく。
だいたい,こんな問題を授業中に1次方程式の教材として指導したという実態はないだろう。
ということで,指導していない内容を定期考査に出題するのはふさわしくない。
応用問題として出題?
いや,応用しなくても,小学生でも解けるから。
要するに,本当の出題意図は,試験時間の余った生徒のヒマつぶし用という意味と,全くついて来ていない出来の悪い生徒が退屈しないようにサービス問題という2つの意味がある。
いずれにしても,こういうお遊び的な問題で時間をつぶさせたり,授業をまともに聞いてなくても,あるいは全く試験勉強をしていなくても0点にならないようにするのは生徒への迎合に他ならない。
こういうことをやっていると,できない生徒は増々できなくなる。
このような試験問題を入れてしまうのは授業がきっちりできていない証拠となる。
教師が生徒を掌握しきれていないわけで,それから逃げるためにやってしまっているわけだ。
だが,この問題を見て同僚の先生からの指摘はまずないだろう。
生徒からの指摘もないだろう。
保護者も自分の子供の点数が低くなるわけでないので指摘しないだろう。
だからこのようなふざけた問題はなくならないと思うが,勇気ある保護者の方は一度指摘してみられてはいかがだろうか。
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