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尾崎塾
富田教室

[2012年12月17日]

本当のことを知るということ

このところ毎日のように入塾のお問い合わせがある。
2学期の期末が終わって「ヤバイ」と感じるのか,次の学年が近づいてきたので「そろそろ」と思ってかは知らないが。

ウチの塾は,基本的に広告は春に1回しか出さない。
キャパシティーの問題があって,そんなに宣伝して大勢が入塾を希望されても入りきれないからだ。
入塾試験で選別はしていないので,いわば先着順となる。

一般に提供する内容が良くて価格が安いとその商品は売れる。
そういう意味ではウチの塾はまずまず評価していただいているのだろう。
img1 ところが,どこの塾でも同じようなモノだろうと思ってウチの塾を選んでいただいたのだろうが,ほとんど成果がなくご退塾になるケースがある。
勉強しやすい環境で,指定された教材を自分で解いて学力をつけるスタイルなので,先生がアレコレ教えたりはしない。
解いた答えが合わない理由を自分で考えて,それを自分で解消していかないといけない。
要するに本人が積極的に取り組まないと意味がないのである。
こんなあたりまえのことが商品になるのが面白いところで,それができる環境が世の中にあまりないというのが事実なのだろう。

入塾のルートは大きく3種類。
1つは春先の広告を見てお問い合わせいただく場合。
2つ目は塾生や卒塾生からの口コミ。
3つ目はこのホームページなどのネット検索だ。

このホームページ「など」と書いたのは,実は塾ナビというサイトに登録しているので,そちらからの問い合わせも結構あるからだ。
塾ナビはおそらく塾検索サイトの中では一番優秀で,塾の名前を入れるとまず最初にヒットしてくれる。
ところが,このサイトのページが限られているので,他の塾とは毛色が違うとは書けても,なかなか具体的に説明することができない。
だから塾ナビ経由で問い合わせしてこられた方には,こちらのホームページを見てもらうようにまず勧めている。
するとこのブログを読んでいただくことになり,どんな塾長がどんな考えでやっているかを知っていただけるという趣向だ。

実は,一番上手に塾を利用していただいているのはこのブログの読者ではないかと勝手に思っている。
いつもではないが,受験に関するココだけの話が読めるから。
そのうち怒られると思いながら書いているが(誰に?),真実を知るというのは世の中を良い方向へ進ませる第一歩だと思う。

で,ウチの塾にうまくフィットしなかった生徒あるいは保護者の方を思い返すと,やはり塾ナビ経由の方が多い。
ちゃんと塾の本当の姿をイメージせずに入塾を希望されるからだろう。
冒頭に書いたように,「ヤバイ」と感じるのはいいが,そのあとこういう行動になるのが目に見える。
どこかいい塾はないかな。
とりあえずネットで検索してみよう。
高槻,塾 で検索
おっ,個別指導の○○
○○塾
○○セミナー
あまり大きな塾でない個人塾の方が丁寧にやってくれそう。
で,ウチの塾に資料請求。

普通は,資料請求する前に,ここのホームページをさがして見つけるのが正しい手順だが,「ヤバイ」と焦っているので,すぐによく調べもせずに入塾を希望してしまう。
で,入塾してもほとんど教えてもらえない。
そりゃそうだ。
まず君が取り組んでいるのを見て,こちらがそれに対応していくのだから。
勉強はすごい塾講師の説明を聞いたら一発でよくわかってできるようになるなんてことはない。
まず自分でできるように練習しないといけない。
それを手伝うのがウチの塾だ。
学問に王道なしという真実を心底わかっていない状態で入塾してもほぼ無意味といえよう。

真実といえば,そろそろ高校入試で私立受験校を決定する時期。
中学の先生がOKと言った学校に受験が決まった時点で,昨日やってた選挙でいうと「当選確実」ですからね。
バンザーイしてもいいくらい。
でもそれを受験生が知ってしまうと勉強しなくなるので,言わないことにしているのだ。
(これを読んでしまった受験生は,ちゃんと自分のために勉強しましょう。)




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