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尾崎塾
富田教室

[2012年12月19日]

こんな脅しもある

中学の先生には受けさせたい学校がある=100%合格する学校
受験生のあなたには,なんとか合格したい学校がある=可能性50〜90%
それで,あなたがその1ランク上の高校を受験しようとすると「応援しません」というのは論外だが,かなり多くの場合次のようなセリフで下位校へと誘導する手口があるので注意。
「レベルの高い学校へ行くと,授業について行けなくて留年する可能性があるよ」
そんなことを先生に言われたら,自分に相応の学校に行った方が危険がなくて良さそうに思いかねない。

断言しておく。

ついていけます!

そんなもん,その先生が言う相応の学校に行っても同じ確率で留年する可能性はある。
いや,むしろ下位の学校になればなるほど学習に対するモチベーションが低くなって,留年率は高くなるともいえる。
入学試験で最下位で合格した層の生徒が留年しまくるなんて聞いたことない。
普通にやってれば進級や卒業は全く問題ない。
意に沿わない学校に入学してしまったとか,不登校になってしまったとかのごく一部の生徒が留年するのだ。

100歩ゆずって,仮に最下位で合格した生徒の留年率が高いとしても,あなたが最下位で合格する可能性は非常に低い。
ゼロと言ってもいい。
ここでの最下位は入学試験の最下位である。
受験をすすめない先生は,あなたの評定が足りないからそう言っているのだから,もしも合格するとしたら,むしろ学力的には上位の点数で合格しているはずだからね。

どうしてこんなに根拠のないイジワルを言うのか。
思ったように進路誘導できないので苦し紛れに話をつくっているのである。
ある意味「応援しない」宣言する先生と同レベルだ。

もしそう言われたら,こう聞いてみて欲しい。
「へぇー,そうなんですか。本当に?じゃあ,そういう実例を先生はご存じなんですね。実際にそういう生徒は多いのですね。そういう実例や統計があるのなら見せて下さい。」
いや,実際にこんなイジワルな報復質問をしてあげなくていいが,まあそれくらい根も葉もない話である。

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