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尾崎塾
富田教室

[2012年12月20日]

テニスと将棋

テニスの面白さの一つに「配球」ということがある。

野球のピッチャーで言うと,インコースに速い球を投げてのけぞらせておいて,決め球は外角のスライダーみたいな。
ダブルスだと,相手はきっちりと役割分担をしているので,簡単に一発でポイントを取ることができない。
しかし,あそこに打つと後衛が走ってここへ返球してくるので,すると陣形が崩れてあちらに隙ができるというように,何手か先まで読んでボールを配球していく。
さっきはうまくいっても次は相手も考えてくる。
その読み合いも面白いのだ。

だから,ある意味テニスは「将棋」に似ていると思う。
小学生の頃,一時将棋にハマってたことがある。
NHKの日曜日の番組をずーっと見ていたり,新聞の棋譜どおりに並べたり,詰将棋を楽しんでいた。
そういうこともあって,野球やテニスが好きになったのかもしれない。
外国人のように力任せに打って,球の威力でウィナーをとるテニスは面白くない。
そういうのは詰め将棋にたとえると「1手詰」であって,考える余地がない。
初級者でも3手詰,上級になるにしたがって5手,7手先をイメージして1球目を打つようになる。
サーブをボディーらへんに打つといつもあの選手はあっちにリターンするから,それをポーチボレーで決めるというのは典型的な3手詰めだ。
サーバー側が圧倒的に有利である理由が実はここにあるのだ。

大学生の頃,プロ将棋界で非常に強かったのは永世棋聖の称号を持つ米長邦雄さん。
昭和59年には、棋聖、王将、棋王、十段の4つのタイトルを持つ四冠だった。
18日に亡くなったそうだ。
ご冥福をお祈りします。

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おっ,久々にテニスネタやな,と思わせておいて,実はコレは将棋ネタ。
昨日は追悼ということで?王将で昼飯という写真。