[2012年12月26日]
冬期講習4日目。
センター試験のリスニングの対策として,毎日1回は問題を解かせている。
しかも各自個別音源で練習させている。
まあ,当日操作するモノとはちがうが,少しは本番に近い感じがある。
そういう慣れも大切だが,もっと大切なのは「耳」を慣らすこと。
基本,リスニングには絶対的な格言があって,「知らない単語は聞こえない」という。
ま,あたりまえ。
それはどうしようもないが,実は「知っている単語も聞こえない」のである。
だから,その知っている単語がどのように聞こえるのかを実際に聞いて慣れておかないといけない。
せっかく知っている単語なのに,音を聞いたことがなければ聞こえない。
日本人は,どうにも発音が無茶苦茶で,英語の先生もひどいもんだ。
さらに,ちゃんと発音できる先生であっても,生徒の理解を優先するために,わざと日本人に聞き取りやすい発音で授業したりする。
センター試験の前に毎日聞くことで,少しは今までの耳を矯正できる。
もう一つメリットがあって,時間の使い方に慣れるのも大切。
先に問題文に目を通しておくなど,うまい時間の使い方ができると点数もアップする。
他のセンター科目も慣れが点数に大きくかかわるものがある。
英語筆記と数学?Bと国語だ。
これらも冬期講習中に繰り返し時間を決めての演習をする。
解く順番の研究。
時間が無いときの心のもち方の(つまり焦らない)研究。
たとえば5分で自分が何ができるかの把握。
などなど。
まだまだ学力そのものも上がるし,慣れによってさらに1割くらい上乗せできる。
最後まで貪欲に頑張るのが吉。
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