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尾崎塾
富田教室

[2013年1月8日]

体罰論

桜宮高校がえらいことになってる。

クラブ顧問が体罰をした翌日にその生徒が自殺とのこと。

教育と体罰は難しい問題だ。

簡単なんだけど。(どっちやねん)

今回のように,生徒が死んだりすると,絶対にあってはならないことだということで話が終わる。

ところが,体罰をしていたからこのクラブは全国大会に出場するレベルを保っていたともいえる。

この学校,この先生に体罰なしで全国大会に行かせてくれと言っても無理だっただろう。

以前,この学校に知っている先生がいて,生徒の精神力を鍛えるために,生徒に昆虫を食わせていた。
でもその指導でちゃんと全国大会に出場させていた。
(あっ,こんなこと書いたらヤバイから書かなかったことにしよう。)

他の学校でも,スポーツの強豪はほとんど(というと語弊があるが,まあ半分以上かな)体罰を行っているだろう。

だから,スポーツで勝つことを目的に学校に行くのなら,その体罰を受けること了解しているはずなのである。

ところが,今回の生徒はそれに耐えきれなかった。
全国で同様の境遇の生徒は何千人もいるのである。
その中で一人くらい耐えきれなくて自殺するのは確率的にはむしろ少ないともいえる。

このように書くと,生徒が死ぬのもやむを得ないとか体罰を容認しているようにとられるかもしれない。

むしろ逆ですから誤解のないように。

昔,担任している生徒を亡くした経験もあるので,生徒が亡くなるというようなことは,どういう理由があっても絶対にダメだと思っている。

要するに,カンタンな話だ。

体罰をしなくては強くならないようなら,強くならなくていいということ。
強くなるために体罰が必要というのは理由にはならない。
体罰が必要なら,そうまでして強くならなくていい。
しかし,強くなるのは悪いことではない。
他の方法で強くできる力量のある先生もたくさんいて,そういう先生のやり方で強くしてあげたらいいだけなのだ。

運動部ではなく,教室での指導で言うことを聞かない生徒に体罰をふるう教師もいる。
よくある言い訳は,「口で言っても聞かないから」だ。
いや,言って聞かせる力量をつけて下さい。
たいてい,体罰をふるう教師の言ってることは支離滅裂。
生徒の方が理路整然と主張している場合も多い。
明らかにディベートで負けているから暴力で勝つしかないのが体罰教師なのだ。
だから,そういうのは論外。
すぐに教員免許はく奪すればいい。

体罰で言うことを聞かせるというのは簡単なのだ。
免許も何もいらない。

ちなみに,私は教員時代に体罰は・・・・
そう,免許取りたての頃に,げんこつ程度をやってしまった・・・
それが,やはり力量がついてくると,必要なくなるのだ。

ところで,教師の体罰と親の体罰は全く別次元だと思う。
親は体罰アリでしょう。
特に子供が小さい頃は言って聞かせられないのだから,とにかく善悪を体で覚えさせるのは当然だろう。
これもちなみに,私の場合,娘も殴ってた・・・

今回の体罰事件の先生はどうなるのだろう。
懲戒免職にはならないだろう。
でも居づらくなって退職するかな。
周囲のクラブ顧問もみんな同様の指導をやっていたのだから,責任感じるだろう。
でも体罰をやめることはしないだろう。
だって,そうしないと強くできないから。
他の方法で強くするには相当の勉強が必要だ。
とりあえず,体罰による指導がなくなるきっかけにでもなればいいが,おそらく今回もその先生が責任をとるくらいで,しばらくしてほとぼりが冷めたらまた元の通りというのが私の予想だ。

塾はどうか。
塾は体罰アリかもしれない。

ウチの塾の体罰用の棒?
img1
いや,コレは暴漢退治用に置いてある。
まあ,ないとは思うがそういう状況になったら,命がけで塾生を守るためのモノ。
決して塾生をシバくためのモノではない。
時々,寝てる奴をどついて起こすが,この棒で頭をかち割ったろかと思うが,それは実行していない。
(あっ今何か書いたっけ?書かなかったことにしよう。)



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そういえばこの棒,ウォークマン橋本先生から買ったモノ。
懐かしい。
いい先生だったのだが,他の先生とうまくいかずに退職。
今ごろどうされているのか・・・