[2013年1月9日]
そろそろ新年度に向けて,大手塾がチラシを入れてきた。
R塾とM教室を見比べてみると面白い。
R塾は北野も茨木も豊中も大阪トップ!
M教室は灘・東大寺・・・・北野文理などがNo.1
つまり,どちらも1番いい塾なんだな。
どっちがいいか迷うなあ。
入室入塾テスト,1月12日・・・カブってる\(◎o◎)/!
傾向としてだが,M教室の方が入室テストの線引きがハイレベル。
つまり,Mには入れないがRには入れるという場合が多いだろう。
その結果,最上位層はMがやや強く,Rの方が下位まで生徒がいる傾向にある。
トップ校合格が多い。
それを見て,トップ校志望者が多く集まる。
その子たちがまたトップ校に多く入る。
それを見て,次の学年も・・・
これの繰り返し。
でも,トップ校志望者が多く集まったら,トップ校に多く入るのはあたりまえ。
だから,多く集めることが仕事であって,できない生徒の勉強を,スゴイ方法でできるようにするわけではない。
これはどこの塾でも同じだ。
実際,ウチの塾でも,たくさん勉強した生徒は上位の志望校に入っていくし,あまりやらなかったら学力はつかないのでそれなりの進学先となる。
講師の力量とか教材の良し悪しも,実はたいした影響はない。
よほどひどくなければ,上位をねらう生徒はちゃんと学力をつけていく。
水と肥料をやってたら,勝手に植物が育つように。
スゴイ肥料があるかも?
市販の教材でもウチの塾の教材でもほぼ同じ成分だし,RとかMも教科書内容から逸脱しないかぎり,同じ成分の肥料しか与えようがない。
Mは精度の高い合否判定を売りにしているようだが,Rはそんなにふれていない。
Mの方が合否の確率精度を高める研究をしているのはわかる。
それで文理合格率を売りにもしている。
Rはとにかく数で勝負だから,可能性が少しでもあればGO!
合格したらもうけもんみたいなノリだ。
ところが,ここ数年は制度がコロコロ変わっていくので,Mの精度もかなりあやしくなる。
前の年のデータが使えないのだから,結構テキトーに判定することになる。
いずれにしても,学力を高くすることで合格可能性を高めるしかないわけで,データ分析より,そっちに力を注ぐ方がよさそうだ。
仮に可能性が30%の生徒がいたとする。
中学の先生は,それを0%とみなす。
R塾はそれをチャレンジさせる。
M教室は70%くらいの可能性校へ誘導するかも。
ウチの塾ならチャレンジさせるだろう。
そもそも可能性が30%とは思ってないから。
その生徒を見ているので・・・
大切なのはその生徒が合格するかしないか。
1か0しかないのだ。
パーセント表示は統計なので,大勢の傾向しかわからない。
その生徒が頑張れば合格するかもしれない。
だったら頑張らせて合格できるようにサポートする。
クラブとの両立もキーワードかも。
Mは両立可能な7:20スタート。
安心帰宅の9:55終了!
Rは両立可能な20:05スタート!
終了時刻は22:20
ウチの塾でも19:30スタートの枠ならクラブやってる生徒が多くいるので,両立可能時刻はこんなもんだろう。
Mの書いてあることを解読すると,22時を過ぎて終了するようでは安心帰宅できない?
でも,ウチの塾に言わせてもらうと,9:55でも22:20でも同じようなもので,中学生が22時すぎて家にいないのはちょっと・・・
また今回のチラシを見て,大勢の成績優秀生徒がMかRに入るだろう。
でも,おもしろいもので,毎年MやRからウチの塾に流れてくる生徒がいる。
どうも合わないらしい。
多くの生徒に合っていても,その生徒に合うかどうかは別なのだ。
だから,合わないと感じたら勇気を持って転塾するのがいいと思う。
これはウチの塾に合わないと感じた生徒も同じだ。
もっと自由に塾を変われる制度を作ったらいいと思っている。
大きな塾からウチの塾に移って来られる方に「来月まで月謝が落ちるので,再来月から入塾します」言われることがある。
いや,その塾が合わないと思ってるなら今スグに移るべきでしょう。
でもやはりお金がもったいない?
そもそも,来月に受講しないなら,返金すればいいだけだろう。
ちょっとアクどい商売にも見える。
それで,塾を移る場合は,新しい塾にその月謝をまわせる制度を作るのだ。
塾がそういう業界になれば信用度が増すし,顧客サービスという点からも最高だと思うのだが,やはりアクどい商売をやっている塾が多く,その制度に乗って来ないだろうから実現性は低い。
残念。
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なんか,ウチの塾の宣伝みたいになっちゃたな〜(^o^)
他の塾がチラシ広告してくれればくれるほど,違いが明確になるのでありがたいことではある。