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尾崎塾
富田教室

[2013年1月15日]

体罰論2

橋下くんの成人式での話。
これから親になったときに体罰を容認しないようにと,新成人に話したそうだ。

こういうことを20年,30年と続けないといけない。
その1年目であるべきだ。
しかし,たぶん,今回その話を聞いた成人は少しは心に留めておくだろう。
でも数年経って,橋本くんが市長でも何でもなくなったら元どおりになってしまう。
きちんとした「しくみ」をつくらないといけない。

将来親になる人がちゃんとした社会をつくる。
この考え方はすばらしい。
その意味で昨日の橋下くんの話は重要。

この考え方を学校の現場に「しくみ」として構築するのができるかどうか。
たしか学校でのクラブ活動での体罰はなくすと誓ったそうだ。
それなら,残念だがすべてのクラブ活動を廃止するしかない。

「いじめ」もそうだし「体罰」もそう。
なくならない。
次々に発生する。
世の中に泥棒がいなくならないのと同じ。

これを機に,すべての中学や高校でクラブ活動がなくなったらいい。
どーせ学校のクラブ活動で体罰がなくなることはない。
そういう機会があれば,そうしてしまうのが教師という生き物だ。

生物学的に,相手より圧倒的に上の立場で,同じ種の生物を思い通りに動かせるなんて夢のように楽しい話だ。
そんな機会があれば,人間が生物である以上,またどこかで体罰が起こる。
いじめも似た構造があるので,人間が集まればかならず生じる。
優越感?自分が神様になったような気分?
一度こういうのに酔ってしまうと,それから醒めるまでに犠牲者が多く出てしまう。
だから,クラブ活動を学校から完全に取り上げてしまうしかない。
img1 中学高校のクラブ廃止はネガティブな提案ではなく建設的な提案。
つまり,民間のスポーツスクールを地域に必ず作って,そこでちゃんと有益なモノを提供できる指導者を育成してやればいいのだ。
学校の部活に今まで流れていたお金をすべて民間のスポーツスクールにまわせばよい。
学校の外だし,暴力があったら普通に警察が暴力事件として逮捕すればいい。

そういうパラダイム転換があれば,この国のスポーツ事情は変わる。
2020年に日本で五輪を開催などという前に,今年からでもそうした学校外での活動に切り替えるのが良いのでは。
すると,7年後に,すごい選手が続出して五輪で活躍するかもしれない。
img2


1位か2位かビミョ〜
今何位かな?(1位でないといけないんですか?)
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