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尾崎塾
富田教室

[2013年1月21日]

センター地学2013の解説(第3問)

【第3問】
問1
走向と傾斜を地質図から読み取る典型問題。断層線と760m等高線との交点で走向線?を描く。これで走向は南北方向と決まる。次に断層線と770m等高線の交点で走向線?を描く。770m走向線?が760m走向線?よりも東側にあるので,標高が低い?の方へ断層面は傾いている。したがって,傾斜は西。

問2
断面図を参照。選択肢の0mはX地点の標高だから800mあたる。B層は780mが上面で770mが下面である。さらに断層DはBの下面より10m下方にある。

問3
断面図を描いてみると,明らかにC層は断層DによってずれたB層を不整合に覆っている。

問4
断面図から明らかなように,断層Dは逆断層である。

img1
問5
a×:原生代は先カンブリア時代の時代区分。バージェス動物群は古生代カンブリア紀に爆発的に栄えた。
b○:正文。
c×:世界の石炭層の多くは石炭紀の大森林。石炭紀は3億年前なので年代が間違っている。5億年前だとカンブリア紀になる。
誤正誤→?

問6
ずばり?のクックソニアが古生代の示準化石で,最古の陸上植物であることを知っていればカンタンだが・・・
現実には個々に検討して考えるしかない。
?縞状鉄鉱層は先カンブリア時代に酸素が急増した時期に海底に沈殿したもの。
?枕状溶岩は玄武岩質溶岩が海底に噴出する際に,枕のように丸く固まったもの。層序関係や年代測定で先カンブリア時代のものとわかれば海があった証拠になる。
?ストロマトライトは最古の海洋生物の化石であるから先カンブリア時代の海洋の証拠にもなる。


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