[2013年2月1日]
定期考査を休んだ場合,成績が0点になるかというと,そうではない。
こういうのは学校の内規に定められていて,一般には外には出さないが,たいていは次のように処理される。
まず,忌引きやインフルエンザのような場合は,試験を休んだとしても,その試験以外の考査での当該生徒の平均点がそのまま見込み点として計算される。
80,80,80,忌引,80
の場合,忌引の回も80点で計算される。
次に,単なる病欠の場合,当該生徒の見込み点は平均点そのままつかない。
そうすると,はじめに100点取っておいて,後の試験を全部休んだらよいことになる。
100,休,休,休,休
で100点になったらダメでしょう。
だから,インフルエンザや忌引のように,本人の意思で操作することができない場合のみ100%見込み点を与えるのだ。
ではどうするか。
これは学校の内規によるが,おおむね70〜80%の見込み点が加算される。
80,80,80,病欠,80
なら,80×0.7=56点とか×0.8で64点はもらえる。
実際はこれに普段の平常点が乗っかるのでもう少し良い点数になるかもしれない。
平常点が悪ければもっと下がるが・・・
でも,0点にはならないわけだ。
しかし,この救済策を悪用できないこともない。
極端な場合,それ以外の時に100点を取っていたら,休んでも70点〜80点はあるので,平均点が低くなりそうな範囲の時で,試験科目数が多い時には,1科目ズル休みして他の科目に勉強時間をたっぷり使う方がトータルの成績を良くすることが可能だ。
実際にそうやっている奴がいるかどうかはわからないが,まあ,そこまで考えることができればかなり賢い。その賢い頭をもっと他に使って欲しいものではある。
抜け道を指摘しておくが,悪用しないように。
インフルエンザは医者の診断がないと確定しないので,ごまかしようがない。
そういうのを偽造したらそれこそ犯罪だ。
ところが,忌引きに関してはそれを証明するのは親のハンコ一つでいい。
祖母が亡くなりましたと言われたら,学校側としては「そうですか」としか言いようがない。
これも虚偽の申告だから悪いことであるが,学校は確認のしようがないので,まったくすんなりと忌引扱いとなるだろう。
前にどっかの公務員が忌引を乱発してバレていたが,逆に言うと乱発しなければ(3人目の祖母死亡など?)まずバレない。
バレなくても,お天道様はちゃんと見ている!
そういうセコイことをしないですむように,普段からちゃんと勉強しとけという話でした。
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