[2013年2月10日]
基本的に,どの科目のどの分野を指導するかは塾におまかせいただきます。
ある程度,希望を言ってもらったりしてもかまいませんし,こちらから尋ねる場合もありますが,何をやるのが最適かを設定するのがこちらの仕事です。
よく,国語が苦手だとか,数学が苦手だとか言いますが,実はそうでもない場合も多く見受けられます。
平均点が低くて標準偏差が小さい国語の試験で60点取って,平均点が高くて標準偏差が大きい英語の試験で80点取っている生徒が,国語の方が20点も低いので苦手意識を持っても不思議ではありませんが,悪名高き偏差値で見ると英語の方がむしろ手当の必要な状況かもしれません。
専門的な統計処理の知識を持ち,データ処理を学術研究で行ってきた経験に裏打ちされた指導をさせてもらっています。
失礼ながら,親御さんや生徒本人は受験学力については全くの素人です。
かつては受験生であった親御さんは,自らの体験や感覚をお持ちでしょう。
そして,御自分の子供に御自分を投影してしまいがちです。
ロクなことはありません。
受験指導のプロであるこちらに任せるのが最良だと思います。
そこに授業料をお支払いただいていると思って内容設定をしています。
高校生の場合は,ある程度各自の希望科目をやることにしています。
ただし,目前の定期考査対策を希望するような場合はおことわりしています。
長期的展望に立ったその場しのぎでない勉強をやらないと,入試では通用しないからです。
高校生の多くは必要な勉強時間を少なく見積もりすぎています。
よくアドバイスするのですが,本人が思っている量の10倍やらないとダメでしょう。
冗談でも誇張でもなく10倍です。
ウチの塾で1コマ取れば少し合格に近づくと思って来るようですが,10コマ取るくらいでないと全く間に合わない生徒が多いです。
そうなる前に,たとえば高1の時から計画的に得意科目を作っておくなどしないと,全く間に合わないと思います。
特に大学入試の地歴がそうです。
高校入試の20倍くらいやらないとダメなのに,高3の夏すぎてからやって間に合うと思っているようです。
それで多くの人が残念なことになっています。
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