[2013年2月15日]
タイトルの通り。
小論文には学力がそのまま出る。
国語の学力ではなく,その生徒の総合的な全学力が濃縮されて出ると言ってもいい。
全ての学力試験をやめて,小論文のみで合否を決めても,今の入試制度で合格する生徒とほとんど変わらない面子になるだろう。
何人かの塾生に小論文を書かせて添削しているが,総合的な学力がモロに反映している。
少し練習すれば,書き方には慣れてくるが,書く内容にはこれまで培った全学力が出るのでどうしようもない。
練習すれば画期的に良くなるというものでもない。
逆に言うと,小論文がずば抜けてできるので逆転合格したり,全然ダメで不合格になったりもしない。
そういうものだと考えつつ全力で書くことに集中すればいい。
しかし,書くことはすごく頭を使うので,続けていれば賢くなる。
中1の頃から毎日書いていれば,かなり優秀な頭脳になっていくはずだ。
いかんせん,今は書く機会がない。
私が中学生の時は,担任の先生がクラスで班ノートをまわしていて,何日かに1回は必ず何かを書くことになっていた。
いいことを書くと,それをまとめてプリントにしてくれるので頑張って書いたものだ。
テニス部の顧問の先生も,部員と交換ノートをやってくれていて,いつもたくさん書いて提出していた。
そういう先生は今はもう少ないのだろうな。
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