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尾崎塾
富田教室

[2013年2月21日]

早朝塾のメリット2

さて,早起きは三文の徳と言うが,朝早く起きると何かと得をするイメージがある。
三文の価値は現代ではよくわからないが,たいした額ではないようで,三文しかもらえないなら早起きする価値がないとも言えそうだ。
ところが,毎日早起きを継続していると,ちりも積もれば山となるように,三文を1000回ゲットすれば3000文となり,そこそこの額になるとも考えられる。
つまり,継続することによって,早起きに価値が出てくるというものだ。

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 経営側からすると,早朝塾は三文どころか1円の得にもならない。
世の中,どうしても塾は夜という先入観もあるだろうし,早朝に勉強しようという人はやはり少ない。
たとえばウチの場合,夜の9時から10時半まで営業したらほぼ満席になること間違いないが,早朝だと空席がたくさんある。
だから,塾の収益面からはむしろかなりマイナスといえる。

早朝は起床時間の凹凸があると健康面でバランスを崩す懸念から,中学生は月〜金の5コマを「帯」で受講してもらっている。
家計的に負担が大きいかもしれない。
ただ,早朝指導でのコストを考えると,夜のコストよりかかっているのだし,他ではやっていない時間帯なので,本来なら授業料を多めにとらないといけない。
しかし,授業料は夜と全く同じ価格なので,早朝授業は受講者にとって非常にお得なのだ。

実は上記のことが世の中に早朝塾の発生しない原因だと思う。
特に大手の塾は大勢の講師の給料を確保しないといけないので,収益優先にならざるをえない。
それに,ちゃんと早朝に起きられる人材を確保しないといけない。
これが難しい。
だから,早朝に塾を営業しているというのは日本中さがしてもめったになく,その塾が自分の家の近くにあるなんてことは奇跡に近いのである。
そのラッキーを生かせるかどうかは本人,家族の思い切り一つで決まるのである。

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