[2013年3月31日]
クラブ活動云々言ってるが,根っからのスポーツ好きだし,中でも野球は特別だから,高校野球もしっかりと観ている。
無駄なクラブ活動と言っているのは,甲子園を目指していないクラブ活動のこと。
本気でやれば,今の日本なら,野球で飯を食える可能性がある。
将来,それで世の中の役に立てるのだからOKなのだ。
ところが,先日3連覇のかかった大阪桐蔭高校が残念なことになった。
負けたから残念なのではなく,最後の本塁突入。
まあ,プロ野球を見慣れた人からすると何が悪いのかということになるが,高校野球ではあのようなラフプレーはご法度だ。
選手もそれは知っていただろうが,あの場面,何としても生還しなければ負けてしまうわけだからやってしまったのだろう。
根っこにあるのは3連覇とかの「勝利至上主義」だ。
勝つためなら手段を選ばない。
そういうことのないように,ルールでラフプレーを禁止しているわけで,高校野球は教育の一環という建前からすると,全くやっても無意味な行為だった。
ラフプレーをしても得点は認められない。
しなければ,やはり負けてしまう。
その状況で走者だった選手は何をしなければならなかったか。
そう。フェアプレーで本塁タッチアウトになるしかなかったのだ。
そうすれば,よく頑張ったという拍手を胸に,夏に向けて再スタートが切れたはず。
変な話,これが進学先に影響するかもしれない。
それでなくても,大阪産大のやらせ受験に一部加担した学校というので,評判はどんどん下がる一方だ。
文武両道といっても,京大に行く人と甲子園に出る人は別人。
こういうのは文武両道とは言わない。
甲子園出場のレギュラー選手で国公立大に進学するような生徒を生み出さないかぎり,ホンモノにはなれない。
そんな基本的なことがわかっていない学校だ。
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とはいえ,ルールの範囲内で最善を尽くすのがスポーツでもある。
そのためにはルールをよく知らないといけない。
中学も高校も,ルールを知らずにやっている選手が非常に多い。
ルール指導をやっていないクラブはすべて廃部でもいいのでは?
すると,世の中の9割くらいのクラブが消滅するだろうな。