[2013年4月19日]
それでウチの塾に来れば全員が第一志望に合格するかどうかはわからない。
なんと無責任な!
しかし,それは事実。
つまり,いくらこちらが最適だと思って与えても,結果に結びつくかどうかは本当にわからないのだ。
そこが一番難しい。
マラソンに例えてみよう。
2時間10分を切りたいですと言ってきたとする。
それで,こちらとしてはトレーニングメニューを考えて練習してもらう。
そして,そのタイムで走ることができるようにペースメーカーをつけて走らせてみたら・・・
そのペースメーカーについて行けない!
それでは結局2時間10分では到達しない。
国公立大学に入りたいですと言ってきたとする。
それで,こちらとしては演習メニューを考えてやってもらう。
そして,その難度の問題演習をさせてみたら・・・
全然解けない!
それでは結局国公立大学に合格しない。
はじめから「君にはサブテンは無理」(※サブテン=2時間10分を切ること)と言ってあげたらよかったのか。
はじめから「君には国公立は無理」と言ってあげたらよかったのか。
これはわからない。
はじめから目標を低くして,たいして努力しない人が多い。
自分に自信がないのだろうが,人間の力って自分が思っている以上にあるものだ。
やってみないとわからない。
五分五分の勝負に挑むかどうか。
自分の能力を最大限に発揮して,それを使って世の中の役に立てるようにみんなが頑張ったらそれはよい世の中をつくることになる。
だから,ウチの塾の指導は,はじめから「無理」とあきらめて,能力を最大限に発揮しないことの方を恐れるのだ。
現状で産近甲龍レベルの生徒が国公立に行きたいと言ってきたとする。
それこそ「必死のパッチ」でやったら行けると思う。
だから,それなりのメニューを組む。
ところが,思うように学力が伸びていかない場合はある。
それで,途中であきらめて関関同立をめざすことになる。
しかし,結局それも間に合わず,産近甲龍レベルの大学に行く。
よくありそうな話だ。
それならはじめから関関同立をめざしていたら行けたかもしれない。
事実,そっちを勧める学校の先生や親や塾の先生も多いかもしれない。
ところが,ウチの塾へ来てしまうと,国公立向けに今その生徒がやるべき最適なメニューを渡すことになる。
それを順調に消化すれば,合格してもおかしくないレベル=五分五分のレベルにはなるだろうと思う。
それでも,入試なので絶対合格というわけにはいかない。
あくまで,合格してもおかしくないレベルでしかない。
そこをしっかり考えて志望しないと,確実に国公立大学なんてなかなか行けるものではないのである。
(特に三島高校や槻の木高校の人は要注意ね!あなたの「必死のパッチ」だと思っている量の10倍やりましょう!)
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