パソコン版を見る

尾崎塾
富田教室

[2013年5月17日]

ウチの塾のメリット(浪人編)

連休明けに「浪人生」の入塾問い合わせがあった。

どうやら,今のままでは大学に合格できないのではないかと,疑わしくなってのことか?

浪人する生徒の多くは,自分の学力と志望大学の合格に必要な学力の両方を全く把握できていないように思う。

現役時代,高3になって行きたい大学があったとする。
現役合格できる生徒は,その時点での自分の学力と志望大学のレベルの差を測る。
それを元に,あとどれくらいのペースでやれば間に合うかを計算し,実行する。
うまくいけばだいたいそのレベルには到達するので,悪くても1ランク下のすべり止めに進学することになる。

ところが,浪人する生徒は,その1ランク下のすべり止めにも遥かに届かない場合が少なくない。
まず,志望校を決めた時点での自分の学力がわかっていない。
そして,どのレベルに到達しないといけないかわかっていない。

なんとなく,テキトーに勉強してたら,合格するレベル付近に到達するとでも思っているようだ。

たいていの場合,自分はやればできると思っているのか,ありえないくらいの追い込みをイメージしている。
1日に50時間勉強するくらいの・・・
仮にそれができたとしても,全く届かないくらい,大学のレベルを読み間違っている例もある。

今年だけでも,3名の方に丁寧にお話して,合格不可能性を納得していただいた。
「可能性」ではなく「不可能性」である。

通常,ウチの塾のポリシーでは,できるだけ上位をめざして能力を高めてもらう。
だから,少々高望みっぽいところでも,どんどん志望させて,それをサポートする。
仮に,2ランク3ランク高望みであっても,結局は最低でも1ランク上のところに行けたりするからだ。

ところが,浪人生には逆の指導をせざるを得ない。
あまりに実力とかけ離れている場合があるから。

現実に,1度は大学入試を経験しているのだが,その時点で頑張れなかった者が,浪人してすごく頑張れるかどうかが疑わしい。
実際,そんなに飛躍的に学力が伸びたりはしないものだ。

今年,不可能性が高いので志望変更を勧めた例。

1:現役時,産近甲龍レベルの大学で,進学後に思い直して「国公立大学の医学部」を志望してきた例

これは,合格不可能性99.9999%という説得をした。

2:現役時,本当かどうかわからないが関大合格レベルで,神戸大経済学部を志望してきた例

はじめの印象で,合格不可能性98%と診断したが,体験授業で数学を指導させてもらった後,合格不可能性99.5%と変更させてもらった。その後,来なくなった。

3:現役時,センター5割レベルで,今年は岡山大理学部志望の例

これは,不可能性95%という感じ。
全く不可能ではないがかなり難しいとお話させてもらった。
確実に私大ねらいの方がよいかもしれない。


浪人というのは,そう何年もするものではない。
一般企業なら3浪以上だと入りにくいと考えた方がいい。
それなら2浪以内,できるだけ1浪で大学に入ってしまった方がいい。
もし,ウチの塾でそのアドバイスをもらえなかったら,その無謀ともいえるチャレンジをしていたのではないだろうか。
その人のレベルと大学のレベルの両方をわかる人にアドバイスしてもらわない限り,人生の大事な時期に何年かけても到達しない泥沼にはまってしまう。
ウチの塾でそういう相談するだけでも,大きな収穫があったのではないか。
一般には現役時に合格してもおかしくないレベルまで行ったなら,浪人して合格することが可能だが,かなり届かなかった場合は再考した方がよいだろう。




にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ
にほんブログ村

にほんブログ村 受験ブログ 受験塾・進学塾へ
にほんブログ村