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尾崎塾
富田教室

[2013年6月4日]

中学によって学力が異なる衝撃の具体例

昨日のブログでも以前にも書いたが,公立中学校の学校間の学力差は大きい。

ウチの塾ではいろいろな中学の生徒にVもしを受けさせているが,見事なものだ。

同じ内申点でVもし500点満点中100点差がつくと書いたが,あれは実は控えめに言ってのことだ。

下はVもしを受けた,内申点がほぼ同じ生徒の成績例
   ↓
img1
なんと,上の生徒は5科で379点で下の生徒は252点。
内申点は上の生徒は5科平均6.6で下の生徒は6.8(10段階)だから下の生徒の方がむしろ高い!
なのに,下の生徒が127点も低い!
100点差がつくどころではない。
偏差値は62−49=13も違う!!!

これが実態。

Vもしを受けると成績表に相応の10段階評定が出てくる。
上の生徒は8で下の生徒は5が相応な評定。
公立高校を受験するのに,10段階で3段階も変わってくれば進学する高校がかなり違ってくる。

評定が辛くなる中学の生徒は概して学力が高いので,それでも上位校になんとか入ったりするから問題ないという見方をする人がいる。
少なくとも公立中学の教員や教育委員会はそう考えているのだろうがトンデモない。

私学の特待生がもらえるかどうかの境界ならお金の問題になってくるのだ。

Vもしや五ツ木模試で判定してくれる高校もあるが,それは塾と私学との商談が成立する場合。
中学校への事前相談では,中学校内の実力テストしか判定材料にならない。
塾に行っていない生徒や,私学との折衝をしない塾の生徒は明らかに他の中学と差がつく。

学力が高いのに,学校内で中くらいの生徒Aと,学力が低いのに学校内で上位の生徒Bがいたとする。
私学の事前相談ではBが圧倒的に有利。
「評定が8で実力テストも400点越えてますね。特待生で54万円免除です!」となるのが生徒B。
「評定6で実力テストが300点ですね。進学コースは○つけますが,特進コースは当日の点数次第です。特待生の基準には遠く及びません・・・」となるのが生徒Aだ。

特待生をもらえるかどうかで,3年間では150万円以上も違ってくる。

特待云々の話でなくても,公立高校の進学先が1ランクや2ランク違ってくる。
2ランク違うと学校の雰囲気がかなり異なる。
低いランクの高校でトップの成績になって頑張ればいいが,そうはならないのが普通。
下位校ではチャラい遊んでいる生徒が多く,アルバイトをするのも普通だったりする。
上位校は真面目に勉強する生徒が多く,普通にやっていればちゃんとした大学へ行く。
その先は・・・
生涯賃金で1億円以上差がつく可能性は大いにある。


具体的すぎて気分が悪くなる話かもしれないが,現実にそうなっているのであえて書いてみた。



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