[2013年6月8日]
明日の日曜特訓。
だいたい,中3で考査前の中学校があれば特訓日を設定して,その対象中学の生徒が数名は特訓に参加する。
それなのに,対象中学であるにもかかわらず,前日の今日になっても申込みのない中学がある。
ココ
↓
まあ,一人や二人の意識が低いのはどの中学でもあるが,ここまでとは・・・
考査直前の生徒が9名で,そのうち3年生が6名もいるのに参加者ゼロ。
他にも対象中学があって,優秀な中学では,同じ9名中5名の参加だ。
普段の授業に取り組む姿勢もかなり違う。
この意識の差が中学の意識の差と言ってもよく,そういうのが将来の貧富の差につながる。
もちろん,家でちゃんとやるならそれでいいが,それならウチの塾に最初から来る意味ない。
せっかくウチの塾に通ってるのだから,最もお得な特訓日を利用しない手はないが,少しお金がかかるのを渋っているのか参加しない。
ここで数千円を節約して,進学する高校のランクを1つか2つ下げるだけで,生涯賃金が数千万円違ってくるという意識がないのだ。
この意識は,もちろん,生徒本人には無いだろう。
結局,地域に住んでいる保護者の意識。
だって,地域のよその家もみんな勉強にお金をかけていないから。
目の前の生活がギリギリなのか?
そうであれば,なおさら子供の将来を考えたら,借金してでも今勉強しておいて損はない。
「そのように子供には言っているんですよ。」
と反論する親御さんもいるだろうが,それは子供のせいではない。
子供はどこの地域でも勉強するより遊ぶ方が好きに決まっている。
将来に向けてやっておくべきだと,心の中で納得しているから,勉強するのである。
では,その納得はどこから来るのか。
親の考え方から来るしかない。
親が,どこかで,苦しい生活をさらに苦しくしてまで勉強する価値があるのか疑問に思っているのだ。
だから,安い塾に行ってくれて,講習はいやだと言ってくれたらお金が浮いて,心のどこかで助かったと思っている。
残念ながら,そういうご家庭には明るい未来はやって来ない。
こういうことを書くと,金もうけのための勧誘ととられかねないが,多少苦しい家計でも払える範囲の価格設定にしてあるし,正直なところ,せっかく休める日曜日に,通常授業よりかなり安い時間単価で長時間やるので,やらない方が圧倒的に経営上は有利。
親が意識を変えないとこの地域の将来は暗いと思うのであえて書いてみた。
ちなみに,うちの親は決して裕福ではなかったが,子の教育には相当無理してでもお金を出して塾に行かせてくれたので感謝している。それで結果的に公立高校,国立大学だから十分に元をとっている。
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