[2013年6月12日]
昨日の授業内容から
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昔,あるところに住んでいたおばあさんが,川で洗濯していると,
上流から大きな桃が,
ドップラこー ドップラこー と流れてきました。(ここでクスっと笑う)
しかし,桃が青かったので,
「こりゃおいしくなさそうだ」
と,おばあさんは目の前の桃を見送った,
その瞬間!
赤々と色が変わって,おいしそうな桃の色に!
そう,その日は川の流れが速く,桃が近づくときには波長が短く変化して青く見えていたのだ。
そして,遠ざかるときには波長が長く変化,すなわち赤方偏移が起こったのである。
光は波長が長い方から赤橙黄緑青藍紫(せきとうおうりょくせいらんし)と覚えるんやったね。
おばあさんはそこまで見抜くことができず,桃を見逃してしまった。
この時の桃に桃太郎が入っていたが,流産してしまったのである。
2度と流産しないために,この件を桃が流れてきた音にちなんでドップラー効果と名付け,理論体系を世に広めたとさ。
めでたしめでたし。
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遠方の銀河の波長は赤方偏移しており,これが膨張宇宙の根拠となっている。
遠ざかると赤い色へ偏移することを印象づけるために,昔話風にしてみた次第。
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