[2013年6月20日]
公立高校では3年次の科目選択について,早くも予備調査をはじめているようだ。
各自の受験科目を考えて,3年次にどの科目を選択するか,今頃から決めなくてはいけない。
このところ,何人か相談に来たが,ついでに受験勉強のイロハを教えたりしている。
大切なのは,受験勉強はいつ始めてもよいという点。
3年生になってからヨーイドンで始めるのではないのだ。
だから,高2の今から受験勉強を始めるようにアドバイスした。
すでに,六年一貫校などでは,2年生の後半には高校の教科書は終了しており,3年次にはバリバリの受験向け演習をやる。
公立高校の生徒は,3年生になった時点で1年分遅れていると言ってもいい。
だから,対抗するには公立高校生も高2でどんどん受験勉強をはじめないとだめなのだ。
ところが,あろうことか,公立高校生の多くは高2ではクラブ活動などで忙しく,受験勉強などは3年生になってからやるものだと決め込んでいる。
それで,3年生になってクラブ活動が終了するこの時期に,どういうわけかウチの塾へお問い合わせが増えるのである。
正直,よほどの勉強をしないと間に合わない。
思っている大学に行きたければクラブ活動などしてる場合ではなかったのだ。
相当早く受験勉強をはじめておかないと,淡い期待を持っている国公立大などには全く合格できないと思っていい。
幸い,現在高1や高2の諸君は,今すぐに受験勉強を始めることができる。
クラブを途中でやめてでも受験勉強を開始する値打があると思う。
クラブ活動に良い面があるのは事実。
いろんなことを得ることができる。
しかし,それで失うモノは将来に直結する進学先だ。
10の利益を得て100の損失をしているのに気付かないのだ。
理由は簡単で,その10が100に見えていて,失う100を10に見積もっているから。
価値観の違いと言えばそれまでだが,何とももったいない話である。
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