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尾崎塾
富田教室

[2013年6月26日]

民間人校長のあきれた言動

大阪市立小中学校で今年度から導入された校長の全国公募に応募し、4月に民間人校長として就任した市立南港緑小学校(住之江区)の千葉貴樹校長(38)が25日、「私が力を発揮できる場所とは違う」と述べ、同日付で退職した。(読売)


だから民間人校長はダメだと言ったのだ。

橋下徹の進める教育政策で民間人校長を大量に採用しているが,市民はそういうバカげた考えに乗らない方がいい。

たしかに過去に有能な民間人校長はいた。
しかし,それは非常に数少ない成功例。
世の中に数名はいるだろうが,数十名はいない。
それを100人も採用しようとしていたのだから粗悪品が混ざるに決まっている。
そういう確率論的判断ができないのを「頭が悪い」という。
橋下徹も頭が悪いし,この政策を支持した人も頭が悪い。

この千葉って奴は外資系の会社を転々とし,使い物にならなかったのだろう。
得意の英語を生かして英語教育をしたかったのに,レベルの低い学校にあてられたので辞めるなどという,ガキの発想しかできない。
あんたこそが最低レベルの人間だ。
ただ,校長辞めたのは,それでも正しい判断だ。
そんな校長に居座られてもかえって困る。

公立の学校の校長って自分のやりたい教育をする職ではない。
全く勘違いしている。
公立っていう意味がわかってなかったようだ。
そんなに英語が得意で,すばらしい教育ができるのなら,塾や予備校で教えればいい。
就職先を間違えている。

まあ,塾で教えてもおそらく最低レベルだろう。
本人が英語ペラペラなのか知らないが,それと小中学生に英語を教えるのは別の話。
塾の先生って,基本的には教員免許なし。
大学生でもできるんだから。
塾の研修は受けているだろうが,あとは本人まかせ。
質がそろわないのはあたりまえ。

教育っていうのはかなり専門性の高い職業なのだ。

医者と同じくらい。

このブログで,学校の教師の批判をたくさん書いているが,それなりに勉強してきて,相当に能力の高い人達だから批判している。
もっとちゃんとすれば素晴らしい教育のできる人がほとんどなのに,学校独特の閉鎖的な思考に毒されている人が多いから批判しているわけ。
民間人で,教育についてド素人の人には何もできない。
期待もできない。

教育学部の人気が低調だ。
もっと学校の先生になる優秀な人を増やさないと,ますますアホな民間人が入ってくる。
そういう点をマニフェストに掲げる政党に投票したいが,そんな政党をつくらせるかどうかは有権者の意識にもよる。
有権者の多くが教育に関心を持てばそういう政党が現れるはず。

今回の無責任民間人校長の件などはもっとマスコミでとりあげてもらいたいものだ。

img1 写真は元北野高校校長の中垣芳隆先生。
こういう人こそが校長にふさわしい。

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