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尾崎塾
富田教室

[2013年7月9日]

どんな指導をしているかの実例(現代文編)

現代文の授業。

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プロジェクターで教材を壁に投影して授業をしているが,これは高卒生の授業。
普通は一人一人にやっているが,まとめて説明するために高卒生のみこういう形式にしている。
指導している内容はいつも同じだ。

何を教えるか。

現代文は言葉を探すゲームだということ。

設問の根拠になっている言葉があるはずなので,それを探したら勝ち(^o^)丿

そういう言葉を蛍光ペンで塗りながらチェックしていくと答が見つかることが多い。

たとえば,選択肢の文中に「季節感」と書いてあれば,本文中に季節に関する言葉を探しに行く。

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この「探しに行く」というのが鍵だ。
勝手に向こうから来てくれないから探しに行かなければならない。
これをめんどくさがってると正解を見逃してしまう。

このような解き方が確率高く正答するには不可欠なのだ。
原理的にそうだから。
つまり,出題者は何もないところから問題をつくるのではなく,文中の言葉を見つけてそれをテーマにした出題をする。
だったら,その言葉を見つければ,出題者がどういう思考過程でその問題を作ったかが見えてくるのだ。

こういうのは,実際に設問にあたって,具体的に体得して行かないと身に付かない。
頭でわかっていてもダメなのだ。
だからやってみせて,やらせてみる。

スポーツと同じ。
内野手がノックを受ける。
取ってすぐに投げればいい。
頭でわかっていても,練習しないと身に付かない。
ミスなく,すばやく。

単に言葉を見つけるだけでもその能力にはかなり個人差がある。
見落としなく,すばやく見つけられる人が絶対に有利だ。
いつまで経っても見つけられない人は正解できない。
それは意識して訓練すれば上達する。
つまり,国語の得点力は正しい練習をすれば上げられるのである。




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