[2013年7月16日]
大阪桐蔭高校のマーチングバンドはもちろん全国トップレベル。
それがオリックスの応援しにきてくれた\(^o^)/
ちゃんと人文字で「ORIX」になってる!
クラブ活動をして,値打があるのはこのレベルだ。
全国大会に出場できないと話にならない。
少なくともこの国でどれくらいの位置にいるかを体験できる。
上には上がいるとか,ここまでやらないとダメとか,いろいろなことが体得できる。
ところが,地方大会ですぐに負けてしまうようだと,生徒には何も残らない。
いや,何か少しくらい残ると言ってあげたいが,全国レベルを経験した生徒と比べるとほぼ得るモノなしと言って過言ではない。
これを生徒も保護者も,そして指導者も心得るべきなのだ。
先日も書いたように,あと1勝で全国大会だという経験は少しは何かの役に立つかもしれない。
しかし,1回戦や2回戦で負けるようでは話にならない。
そう考えると,全国のトップを争うレベルを経験するというのは非常に得るモノが大きい。
いろんな意味で人生の中で大きな自信にもなるし,精神面だけでなく能力面でも相当高い人間になれる。
つまり,何をどのようにやれば,誰からも認められるレベルの「仕事」ができるのかを身を持って経験できるということ。
全国トップだと,一つのことを100時間かけて考えて100時間かけて練習し,100時間かけて反省し,100時間かけてさらに練習し,100時間かけてまた反省して・・・を繰り返す。
その内容もとんでもなく濃いものだ。
でも,それだけやっても「足らない」ということを知る人になれる。
一方,地方で終わるレベルは,100やるべきところを50とか10とか,へたすると1くらいしかやっていない。
それで何かを成し遂げたということにはならない。
成果を出すために,最低限のことも知らない人になる。
1やってだめなら2ならいけるかも?
2やってだめなら3に増やせばできるかも?
3でだめなら・・・
一生やっとけってことになる。
100でも全く足りないと思っている人が全国レベルなのだ。
クラブ活動をやって意味があるのには,「レベルの高さ」が最低限必要なのだ。
よく勝利至上主義が批判されたりするが,勝つことを至上命題として取り組むから意味があるのであって,それを否定する人間は何に対しても真面目に取り組んだことのない人だろう。
勝つことを優先するのはあたりまえで,批判されるべきはその考え方ではない。
たとえば,そのために暴力をふるうとかだと,方法が間違っているのである。
正しく勝利へ導く指導者にブレーキをかけるような批判は的外れ。
いずれにしても,ちゃんとした指導者のもとで,高いレベルのことを学校で身に着けられるのならクラブ活動はすばらしいし,そういうのは応援する。
一方で,ままごと遊びレベルのクラブごっこをして時間を浪費する大多数の生徒たちが,クラブ活動ですばらしいモノをたくさん得られるかのような幻想を持っているのが現状。
その時間を勉強に向けていれば,また違った人生が待っているのに,頭悪いまま卒業を迎えて,進学先が本来の3ランクも低いところになる。
中高生で頭悪いと,大人になってもずーっと頭悪いままだ。
一生を台無しにするクラブ活動とならないように,世の中がもっと真面目に学校教育について考えるべきだろう。
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