[2013年7月19日]
今日は大学入試で最近多く聞くようになったAO入試について。
これは2つの場合に分けないといけない。
一つは国公立大や私立難関校の場合。
これは,超スゴイ能力を持っている人しか合格しない。
基本的に,その大学を普通に受験勉強しても合格するであろう学力に加えて,たとえば少なくとも地域や学校の中でこいつはスゴイと誰もが認めるような人物が合格する。
決して君のような人物は合格しないのだ。
だから,昨日書いた高校前期入試と同じで,みすみすランクの低い大学に入るようなことにもなっている。
AO入試で合格してしまう人は,本当はもう1ランク上の大学に入る力が十分にある。
もったいない。
そういう意味で「アホ」が合格してしまう入試だ。
もう一つは,下位私立大学の場合。
これは,一般入試で受験生が集まらない人気のない大学。
普通に入試をすると,誰でも合格してしまう。
合格最下位の人の偏差値は30とかになってしまう恐れが・・・
そこで,あらかじめ推薦やAO入試で定員の半分以上を埋めておくのだ。
すると一般入試の偏差値が少しマシになる。
そういう入試。
大学側は偏差値がマシになって,早目に学生を確保できる。
学生は早く合格が決まって楽ができる。
勉強しなくても「頑張ります」と言えば入れてくれるので,やはり誰でも合格する。
双方の利害が一致している。
だから,これは文字通り頭の悪い「アホ」が合格する入試。
結論として,この入試はいずれの場合も「アホ」が合格する入試である。
だからAO入試と名前がついたのだ。
AとOは何の略か知ってる?
「アホか?おまえは!」
だそうです・・・
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本当はアドミッションオフィス(入試事務局)の略ですよー