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尾崎塾
富田教室

[2013年7月21日]

手遅れになる前に

入試に関してですが,基本的に,3年生はほとんど手遅れです。

あと半年でどれくらい挽回できるか・・・

これはあくまで挽回ですから,本来はもっと上位に行けてたはず。

どこかで遅れてしまっているわけです。


1年生と2年生はまだ時間がありますから,充分に対策できるはず。

ところがやらない。

クラブで忙しくて勉強どころではない。


でも実は,根本的に重要なのは,勉強している時間でもクラブ活動の時間でもなく,その他の時間の生き方がすべてを決めているのではないかと思っている。

学校で学ぶ以外のことに,いかに習熟しているか。
これが結局は学校の勉強や入試に対応する力につながる。
少なくとも,自分の経験ではそうなのだ。

たとえば,野球が好きだった。
img1 選手の打率を計算するのが日課になった。
3割を超すというのは10回のうち3回以上ヒットを打つなんてことは誰でもわかる。
普通の人はその程度。
毎日の打率の変化を見ていると,ある選手が2割7分だったとして,3打数1安打なら打率が上がるとわかる。
ところが翌日4打数1安打なら打率はまた下がる。
では,2割7分の人がダブルヘッダーで(最近はほとんどないが)3打数1安打と4打数1安打とすれば,打率は上がるのか。
結局は7打数2安打だ。
こういう場合,打率がどれくらいになるか,ほとんど言い当てられた。
7打数2安打は打率2割8分6厘なのだ。
そういう数字を自然に覚え,毎日使っていたのだ。
そういう中で統計や確率などの根本的な考え方を学んでいたのである。

でも,同じ野球好きの人のすべてが同じように数字に興味を持ってすごしていたわけではない。
むしろ,そんな細かい計算は気にしないで楽しんでいるだろう。

だから,そういう部分の生き方で将来に大きな差がつくのだと思うのである。

他の例もあげよう。

本を読むのに,SFとか推理小説が好きだった。
そういうのを読むと,話の論理をしっかりと追わないと面白くもなんともない。
だからちゃんと読む。
そして,星新一やコナンドイルの発想=つまり普通の人が思いつかないようなことを学ぶことができるのだ。
共通して学んだのは,先入観で人間は本質を見失うことが多いということ。
こういうことは学校で教わるものではなく,日日の生活で小説やTVドラマや友人関係から身に着けていく。

そういったことの集積が3年生で問われる。
入試というのは,その人間のすべてが問われると言っていい。
「やる時はやる」とか「辛抱する」とか「将来を考えて行動する」とか「親や先生の言うことを盲目的にでなく聞く」とか・・・

そういう意味で3年生はすでに受験勉強に入る時期だから「手遅れ」なのだ。
この時期に勉強時間以外の時間がたくさんあるようでは話にならない。(クラブ活動で忙しい人はご愁傷様です)
勉強以外の時間に培うモノは現状持っているわずかのモノを使うしかない。

本当に受験に強い人間になるには,そういう日々の生活を大切にして,他人には負けない知識や経験をしておくことだ。
それが真の実力であって,一朝一夕には得られないモノなのである。





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と,書いておいて明日から手遅れの3年生たちに夏期講習を実施。

とはいえ,9時間×27日も勉強すれば,単純な知識や技術を習得できるので,志望校合格に近づくことは可能。
少なくともボーッとゲームして過ごす夏よりははるかに学力アップするだろう。
期間中に読む現代文の内容,英語長文の内容そのものが良い教材となっている場合がある。
しっかり取り組めばそれなりに成果が出る。