[2013年7月23日]
中学生には用語暗記&テスト。
今日は80問くらいある中から10問を出題。
満点で合格。
1問くらいと思いがちだが,その1問に対する思い入れがすべての学力を決定している。
1問も間違わないのが当然という世界に生きるか,1問くらいたいしたことないという世界に生きるか。
これが今後の生き方=人生を左右する。
今日の例なら,80問のうち10問出題して,1つ間違うということは,平均すると80問のうち8問は間違うということ。
たまたま覚えていない1つだけが含まれていた可能性もあるが,逆に10問正解した生徒もたまたま覚えていないのが出題されなかっただけかもしれないのだ。
優秀な生徒はこう考える。
「今のテストではたまたま満点だったが,実は1つ2つあやしいのがあった。合格はしたけれど,これではいけないのでもっと完璧に覚えよう。」
ボンクラ生徒はこう考える。
「1問くらい覚えてなくても9割もある。テストで9割取ったら誉めてもらえるはずなのに,このテストは厳しいなー」
この手の満点合格テストを「厳しい」と捉える人はロクな仕事に着けない。
取引先や顧客の名称を80くらい完璧に覚えきれないようでは,トンデモないミスを連発するに決まっている。
特に医療関係には絶対に進んで欲しくない,というか,医者はそういう暗記を完璧にできる人しかなれないので大丈夫。
合格してもなお,覚えていない可能性に不安を感じる人→仕事ができる
不合格のくせに,基準が厳しいと不満を感じる人→仕事のできない人
前者の人間を増やしたい故,この夏期講習では満点しか合格させないのは当然なのである。
念には念を入れて,実は今回と同じ範囲で後日再び試験をする。
たまたま合格したことの不安を解消するためである。
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