[2013年8月25日]
高槻市がやろうとした大防災訓練。
大雨洪水警報によって中止となった。
この訓練の話を聞いたときから,すごく憂鬱であった。
何が憂鬱かを書いていく。
断っておくが,防災について市民が考えるのは,他の誰より大切だと考えている。
だから,市が防災についてちゃんとやることは大賛成だ。
ところが,ダメな点が多すぎるので,特に高槻市民の人にはよく考えて欲しいと思って書く。
防災訓練ということで,なんとなく良い事だというイメージがある。
24時間テレビで募金するのが良いイメージみたいな。
そういうイメージで動くのはよくない。
よいイメージだから視聴率がかせげるということで,結局はTV局が一番儲かっている点を視聴者は見逃してはいけない。
まず,特に気に入らない点は「市制70周年の記念事業」と言う点。
70周年だから何かパァーッと記念になるイベントやりましょう!
そうだ,防災なら何となく良いイメージだし,防災に力を入れてる市としてもバッチリだ!
そういうノリで,実施の根拠が希薄である可能性がきわめて高い。
防災訓練はそういうモノではないと思う。
市制70周年と災害は関係ないのだから,記念にやるようなことではないのだ。
そもそもの取り組む姿勢に納得がいかないのだ。
その証拠に,各中学校の生徒が年間の行事予定表を塾に持って来てくれる。
4月当初に,8月25日のことは何も書かれていない。
8月26日(月)が授業開始日となっている。
それが5月か6月に,急に8月25日(日)から授業開始となった。
そんな急な変更が許されるのか?
今年度,4月以降にバタバタと実施が決まったので,各学校への周知が遅れ,しかし,市の教育委員会はそれを断る勇気を持たず,結局8月25日に全生徒が登校するハメになったのだ。
行き当たりバッタリの急な行政指導で,現場の先生方もさぞ右往左往したことだろう。
防災訓練はそんなにバタバタやるものではない。
もっと先を見据えてしっかりとしたものをつくっていくべきだと思うので,今回の実施にかかわる経緯を検証すべきだと考えている。
先日,この点に関して,高槻市の危機管理室にメールしてみた。
どういう回答があるかわからないが,いいかげんな回答だったら乗り込んで行って話してみるつもり。
さらに,これは生徒や一般の市民にとっていろいろとマイナス面をもたらしている。
つづく
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