[2013年8月26日]
そもそも,前期後期制にしたからといって,そんなに多く授業時間を確保できるものでもない。
なのに,無理やり「改革した実績」が欲しいために,目に見える形で強硬実施したのが前期後期制だ。
教学的なメリットはほとんどない。
デメリットは山ほどある。
そのごくごくわずかにメリットとして説明可能な(苦しいが)ことが「授業数の確保」だったのだ。
たとえば本来の今日のように夏休み明けの日が例に挙げられていた。
3学期制なら始業式をやって帰るだけだが,前期後期制なら今日から授業がある。
「ほら,1日分授業は増えます」っていう話だった。
その大切な授業数確保の日を,昨日は無駄にしてしまったのだ。
一般市民はそういうことを知らないし,細かく考えていないが,私は当時に現職校長などに噛みついたことがあるし,市会議員と連絡もとったりした。
未だに納得しない。
根本的に,誰かの「成果」のための改革でしかなかったと思う。
その結果,各中学校でバラバラな解釈が起こり,定期考査の時期が無茶苦茶不揃いになった。
クラブ活動で試合を組むのに,中学校によって考査の時期がバラバラだと,いつもどこかの中学が考査前になる。
そういうデメリットがたくさんあって,今も現場は困っている。
ホントにアホな改革だった。
そういうことも含め,うまくいってない高槻市行政の象徴みたいなのが今回の大防災訓練から見えるので憂鬱なのだ。
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