[2013年8月26日]
防災って,災いを防ぐと書く。
特に防ぎたいのは何か?
「死ぬこと」でしょ?
そういう意味で,避難所の運営っていうのは「防災」なのかどうかさえ疑わしい。
このあたりは世間の感覚とは違うかもしれないが,いつも考えているのは阪神淡路の震災で6千人以上亡くなったことと,東北の震災で2万人近い人が亡くなったこと。
そういう,人命を失うことを「防ぐ」のが最も大切なのではないか。
だから,避難所に逃げてくる人なんか,命はあるし逃げる元気もあるので,どーにでもなる。
9時に地震が起こって,午前中に炊き出しとかしなくていい。
午後とか夜まで腹減らして待っとけばいいのだ。
そんなことしているヒマがあったら,倒壊家屋の下にいる人を助けに行くべきだろ?
死ぬ人をいかに減らすかが最重要なのだ。
そういう観点からすると,市民全員を対象にした今回の内容は,本当に防災に役立つのか,はなはだ疑問なのである。
実施する内容がお粗末なことが憂鬱。