[2013年8月26日]
被災地域からの発信も大切だが,市民への情報発信も大切。
今回,トンデモなくダメだと思ったのが高槻市のホームページ。
こんなおわびが書いてあった。
*************************************
本日予定しておりました「高槻市大防災訓練」につきましては、本市域に気象警報が発令されておりましたことから、中止といたしました。
この情報につきましては、すみやかに、ホームページへの掲載をいたすべきところでございましたが、ホームページへのアクセス集中に伴い、掲載に遅れが生じました。
市民の皆様、ならびに関係各位には、ご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。
平成25年8月25日 危機管理室
*************************************
つまり,今回のように実施されるかどうかの確認のために市民がホームページを確認しにいく。
すると回線がパンクしてつながりにくくなったのだ。
たしかに朝の一定時間はほとんどつながらない状態だった。
でも,今回アクセスしたのは市民のほんの一部だ。
実施されるかどうか気にしていた市民は全体の10分の1にも満たない。
たぶん,数百人がアクセスしただけでパンク。
これでは,実際に大災害時には全く対応できない。
というか,そんなこと,いままでの災害でとっくの昔にわかっていたこと。
ホームページでの情報伝達は無理だとわかっておかないといけない。
そもそも,今回の大防災訓練の告知もほとんど市民に浸透していない。
危機管理室はホームページやいろんなところで宣伝した気になっているが,全くの自己満足。
市民のほとんどが今回の大防災訓練を知らなかったのではないか。
小中学校に通う子をもつ親は,休みの日にこどもが登校するので大問題だ。
大いに関心があっただろうが,防災への感心ではなく,子供の登校ということへの感心のみだ。
各自治会に,訓練の内容が来たが,それも各自治会で周知してくれという程度で,自治会で誰か一人は避難所へ行ってくれというもの。
誰が好き好んで避難所,しかも夏のくそ暑い体育館へ行くのか?
多くの市民が参加しないのに,全市民をあげて大防災大会をやったという「実績」を危機管理室は欲しかっただけだ。
市民不在の大防災訓練という荒唐無稽さが憂鬱。