[2013年9月2日]
昨日は防災の日だった。
防災訓練を9月1日に行う学校も多いが,日曜日だったので今日実施するところもあるだろう。
ところが,高槻市はあの憂鬱な大訓練祭があったのですでに終了。
ちょっと書き忘れていたことがあるので書いとく。
あの東北の震災での最大の教訓は何だったか。
「想定外」
この言葉に尽きる。
本当は地質学の現場では過去の大津波堆積物が見つかっていたので,M9クラスの地震は想定できたのだ。
さて,だからといって,先日の高槻市でおかしなことになっていた。
高槻市の某中学校で防災訓練を実施するのに「津波」を想定した訓練をやったのだ。
いくら想定外のことが起こるかもしれないと言っても,高槻市で建物の3階とか4階に逃げないといけないような津波は想定しなくていい。
M10とかの地震でなければ高槻まで遡上してこない。
現実にそのような津波が来る可能性は0とはいえないが,それなら巨大隕石が衝突してくる方を心配した方がいい。
この津波を想定した訓練をやっていることが絶望的に憂鬱なのだ。
訓練を実施する側に全く想像力が備わっていない。
知識もない。
やるからには,本当に実際に役に立つものを実施すべき。
生徒に真剣さが足りなかったと注意した先生方へ言いたい。
あなた方の真剣さと勉強と想像力が足りない,現実味のない訓練をやったから生徒は真剣にやらなかったのではないですか?
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