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尾崎塾
富田教室

[2013年9月9日]

振替しない塾は少数派なのか?

文化祭のシーズンのようで,高校生は忙しく楽しい日々を過ごしているようだ。

確認しておきますが,ウチの塾は基本的には振替はしません。

確実に振替する場合は「修学旅行」と「忌引き」のみ。

他は相談してOKとする場合がある。
クラブの合宿などは振替する場合がよくある。
ただし,そもそもクラブには入る義務がないのだから,修学旅行とは少し異なる。
事情を聴きながら振替を認めるかどうか考える。
(参加しなくてもいい合宿も有り得るし,部員としてクラブの日程を自分たちで決めることも可能だから。修学旅行やお葬式の日程は自分たちで全く決定できない点で本質的に異なる。)

それで,文化祭で遅くなるので振替を希望する方がいる。
文化祭での振替はしません。
学校行事か何か知らないが,学校が強制的に塾に間に合わない時間まで拘束するのは違法なので,学校が強制的に残すことはあり得ない。
実際にはそういう教師がいるが,それはその教師と生徒の関係の話であって,塾がその責任をとって振替するのはおかしいのだ。
その教師に塾代を請求すべき。

多くの場合,ツッコまれたらこう言うのだろう。

「生徒が好きで勝手に自主的に残っている」

でも実際そうでしょう。
自分たちの楽しい文化祭のために残ってやるわけで,
それでどうして塾を動かさないといけない?

大切な塾のある日だけど,それよりも楽しい楽しい文化祭を優先するから放課後に残るのだ。
そう,塾に払うお金よりもずーっと大切な友達と楽しく過ごす時間,将来の思い出のために放課後に残るのだ。
それでよいではないか。

断っておくが,私がその塾生なら文化祭で放課後残るのを選ぶだろう。
その日の塾よりも大切なものがあると思う。
だからといって,塾の日を変更できるという考えはない。
少なくとも我々の時代にはそんな話は聞いたことない。
今は,集客のためか何か知らないが,生徒や保護者に迎合する塾が増えたようだ。
自由に振替できる塾が多いとも聞く。
そういうことをすると,人生の基本骨格がずれてしまうと思う。
あくまで,勉強するのが中心。
特別に,文化祭のようなイベントがあれば,やむなく塾を休むのはいいが,その休んだ分は誰も返してくれない。
自分で取り返すしかない。
どこかで倍返しするくらいの気持ちで休めばいい。
あえて,そういうデメリットをしょってでもやる値打ちのある文化祭にすべきなのだ。
塾を休むことでかえって値打ちが出る。
逆に値打ちがないと思えば文化祭の準備をさぼって塾に来るべきだ。
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まあ,わからない人には何を言ってもわからないと思うが,そういう考えだから,文化祭では振替を認めない。
塾をさぼって楽しく過ごせばいい。
そして,その責任は自分でとる。
それがあたりまえ。
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別のたとえ。
Jリーグの試合を年間予約しているとしょう。
今度の土曜日は学校に残されるのでその試合に行けない。
「その日,行けないので振り替えてもらえますか?」
と電話するアホがいるはずない。
それと同じくらい塾の日程は動かないものと決めておかないといけない。
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個別に指導しているからといって,時間が自由に動かせるのとは別なのだ。
逆に個別にその日,その時間がその生徒に指定されているのだから,都合をつけてその時に来なければならない。

振り替えできないとその分のお金がもったいないと思う生徒や親御さんがおられるかもしれない。

お金の面で言わせてもらうと,月に2〜3回休んでも,いや2回に1回休んでも十分に元をとれるくらい,もともとの料金が安い。
どこに中学1年生と同じ料金で高校3年生の受験指導をやってくれるところがあるか。
週5回でも月額36000円+税である。
しかし,来春からその税の部分が増えるので,それに便乗してシステムや価格の改定も考え中。
たしかに,週に2回=月に8回しか来ないのに1回とか2回ぬけるともったいない感がある。
だから,現行料金では月に20回来れば2回くらいぬけても大丈夫なようにしてある。
つまり,週4回の生徒は1回分,週5回の生徒は2回分の料金が値引きされているので,休んでも元が取れる仕組みになっている。

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