[2013年11月14日]
特に父親ではなく,お母さんが焦って子どもが伸びる芽を摘んでいる場合が多い。
よくアドバイスさせていただくのは,
「お母さんが受験するのではないので・・・」
特に,女子の母親は自分とどうしても比較・重ね合わせをしてしまいがちで,イライラしてしょーがないようだ。
気持ちはわかるが,ロクなことはない。
毎年この時期に書くが,母親が一言いらんこと言うたびに偏差値が1だけ下がっていく。
たいていは10回くらい言うので,もしも成績が伸びずに現状維持ならば,その生徒さんは自力で10くらい偏差値が上がる頑張りをしていることになる。
「でも,何も言わないとホントに何もしないから」
これも気持はわかる。そう思えるでしょうしそう見えるし。
だからと言って,何か言ったところで飛躍的に目覚ましく勉強するようになる生徒って,この職業に長年携わっているが私は見たことも聞いたこともない。
せいぜい言われた時だけシブシブ部屋に入って勉強しているポーズをする程度。
これが何を生んでいるかというと,その時の親のイライラがわずかに解消するだけ。
どうですか?当たってますよね?
で,かえって子供の自立する心を少なからず痛めつけて,精神的な成長をする機会を失っている。
これは見えないことではあるが確実にいえる。
「だから,何も言わないようにしてます」
とおっしゃられるお母さんも多いですが,心に思っていたら一緒です。
お互いにストレスになるだけで,お子さんの成長を阻害しています。
心の底から「ああ,しんどい時期だけどこの子は頑張っているわ。体を壊さないようにサポートしてあげよう」とだけ考えるようにすればうまくいきます。
だいたい,ウチの塾に来ているだけで相当に頑張ってると思いますよ。
ヨソと違って楽しくてよくわかる授業ではないですから。
よろしくお願いします。
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