[2013年11月15日]
受験の業界用語というのがあって,業界人は普通に使っていても,一般の方にはわからない言葉は意外に多いです。
「年度」は一般に使われる言葉ですが,受験で使用されるときには一定のルールがあります。
たとえば,「25年度入試」はいつの入試?
平成25年に受験する入試でしょうか?
確認ですが,「年」と「年度」の違いは?
平成25年は1月1日に始まりますが,平成25年度は4月1日に始まって平成26年の3月31日に終わります。
今,大学推薦入試の真っ最中ですが,平成25年の11月に受験しています。
今日11月15日は(みぃちゃんの誕生日ですが)平成25年でもあるし,平成25年度でもあります。
一方,来年の2月に受験する入試は平成26年に行われますが年度は25年度です。
ここがややこしい。
そして,今年=平成25年11月に受験している推薦入試も,来年=平成26年2月に受験する入試も,業界用語としては「平成26年度入試」と言います。
このように理解して覚えて下さい。
「平成26年度入試」は平成26年に入学する人のための入試です。
今の中3や高3が受験するのはすべて平成26年度入試(2014年度入試)です。
よろしくお願いします。
???
何をお願いしてるのか?
実は,業界用語とは言ったが,学校の先生でもこれを取り違える人がいる。
たとえば,この11月の推薦入試の受験指導に,誤って25年度入試の要項を見ている先生も少なからずいるはず。
受験資格などに変更がなければいいが,25年度は受験資格があっても26年度は受験資格そのものが変わっている可能性がある。
それで生徒に受験できるからと指導したものの,実際は受験できないなど,御指導ではなく誤指導がなされることがある。
新米の教師もですが,ベテランでも不注意な先生はそういうミスをたくさんするので,とにかく先生の進路指導を鵜呑みにせずに,自分でちゃんと調べることをお願いしておきます。
にほんブログ村
にほんブログ村