[2013年11月16日]
まあ,要するに,進学実績の良い特進クラスと,そこそこのレベルの標準クラスがあった場合,特進クラスの合格点に達しなくとも標準クラスの合格は確保できるってシステム。
上位クラスで出願した子が下のクラスに回されるってこと。
たとえば,去年の追手門の場合,
数字が細かいが見ていただきたい。
ここは最上位クラスが選抜,次に1類,そして2類と3コースある。
選抜に出願した208名のうち,合格が115名。
しかし,選抜に合格しなかったからといって,この高校全部不合格になって行くところがなくなるわけではない。
そのうち7名は1類に合格している。
( )の中が回し合格の人数だ。
同様に,1類に出願した731名のうち,合格が261名だが,他の500名近くと,選抜に出願して1類にも回れなかった残りが554名も2類に合格している。
最初から2類に出願した218名は全員合格している。
一見,倍率だけ見ると,選抜が1.8倍で,1類は2.8倍もある。
もし落ちたらえらいことだと思うが,実はほぼ全員合格するシステムなのだ。
足し算引き算すると,受験者総数は208+731+218=1157名
合格者数は,115+261+218に,回し合格の7+554を加えて1155名だ。
2名不合格になっている。
おそらく1類に出願したが2類の合格ラインにも達せずに不合格ということだ。
不合格率2÷1157=0.17%ということで,不合格になるのが難しいといえよう。
実際はそういうことになっているのだ。
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