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尾崎塾
富田教室

[2013年12月5日]

テレビの偏った取材を見た話

先日の某活断層学会で,(某の意味ないか?)

某テレビ局が取材に来ていた。(うん,コレは匿名性を確保!)

それが,某原発に関連するとこだけカメラ回していたのだ。

そのO飯原発にはF-6破砕帯というのがあって,活断層ではないかと話題になった。(伏字になっていないかも・・・)

今回は,その調査に関わった先生の報告であった。

結論的には,それが活断層であるとは認めにくいという話。

まあ,話はすごくまともで特におかしなことはなかったように思う。

最後に調査に関わる人選に苦言を呈しておられた。
おそらく必要な専門家を委員に選考せず,よくわからん人を入れないて欲しかったと言いたかったような・・・

それで,昼休みに,そのよくわからん人(Wさんとしておこう)だけ影に連れ出して某テレビ局の人が取材していた。
img1 おそらく,その報告についての感想を聞いていたのだろう。
テレビ局は報道であっても視聴者が面白がる内容を仕立てあげる。
シナリオがあるのだ。
そのシナリオに合うような発言をしてくれる人は重宝する。
委員の中にはまだ活断層である可能性があると思っている人がいるという映像があれば番組がつくりやすい。

まあそんなところだろう。

このWさん,悪い人ではないと思う。
むしろ純粋に思っていることを誠実に伝えようとされている。
なのに,周囲のそういうマスゴミ達に利用されまくって,どうも立場がよろしくない。
img2
その日のWさんの発表も,北電の出した資料に疑問があるという内容で,地殻変動がないかのように見せかける悪質なものである可能性を指摘された。
img3
この話も私にはまともな指摘に聞こえたが,今は与党が原発推進なので国の息がかかっている学者からはイロイロとイチャモンがついていた。
でも電力会社をたたくのによいネタだから,Wさんはマスゴミには大人気なのだ。

このように,サイエンスとは別のところで取材が行われ,議論の方向も政治と連動するという,何ともおかしなことになっている。


翌日,東京をぶらぶらしていると,たまたま偶然,あるテレビ局の前を通ったので写真を撮っておいた。

img4




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