[2013年12月13日]
大阪府の公立高校入試はトンデモなく狂っているのに加え,その内容を理解できていない多くの中学校教員によって,さらに中学生の進路をミスリードしている。
今年もまた,前期入試を受験することを勧める教員がたくさんいることだろう。
要するに,自分の頭で考えて進路指導している中学校担任は皆無で,進路指導主任が作成したマニュアルにしたがって生徒の点数をあてはめているだけなのだ。
ロボットが指導しても同じ。
「ア・ナ・タ・ハ・○○コウコウ・へ・ハ・ム・リ・デ・ス」
とロボットが言うならまだしも,生身の人間の声で「無理だよ」と言われたら,普通の中学生や親御さんは少なからずショックを受けるようだ。
しかし,賢明なこのブログ読者の方は,そのような指導は一切気にせずに,各自の志望校に向けて着実な学力向上をしてもらえると信じたい。
図を描いてみた。
大阪府で公立高校に行くのなら,前期は受けずに後期に絞って受験する。
これが常識中の常識。
なのに,非常識の人が90%いるという狂った状態になっている。
多数派が常識なのではない。正しいことが常識となるようにしていこうではないか。
ただし,槻の木高校などは前期しかないので,槻の木高校などの前期のみの学校を志望している人は前期入試に向けて頑張る。
それはあたりまえで論ずるまでもない。
前期を受けて学力の伸びが止まる原因は大きく2つある。
発表待ちの間は勉強しないに決まっている。
だからその分下がる。
不合格になると少なからずショックだ。
だからテンション下がって勉強に集中できないので学力がつかない。
テンションが下がる原因も2つあって,1つは本人のガッカリ。
もう1つ(こっちが大きい)は親のガッカリだ。
それに気づかないアホな親御さんがほとんど。
そして,そのガッカリに耐えられず,後期は1ランク落としてでも絶対に合格が欲しいと願ってしまうのがアホな親御さん。
前回入試はそのような展開になっていたし,今後もそうなるに決まっている。
自分は絶対にアホな親ではないという人以外は,子供に前期入試を受けさせてはいけない。
ちなみに昨年の前期入試で合格した生徒の80%が女子だ。
80%ですよ!
男子は前期を受けても意味がないことを知っているので上位者は受けない。
女子は学歴などどーでもいいので,1ランク2ランク下げてでも前期で合格して早く精神的に楽になりたい。
だから,前期で合格するのはその高校相応の生徒より数段学力の高い女子のみになる。
少なくとも昨年度入試はそうなっていた。
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